残念ながら新しいSiriはiPhone 4や以前のiPadにはやって来ない

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昨日(米国時間6/11)のWWDCキーノートでのAppleのSiriのサポート範囲に関する発表は少々混乱を招くものだった。

Siriは頭が良くなり、iPadでも利用可能になり、(iPhone 4/3GSでも利用可能なはずの)iOS 6のさまざまな新機能と連携してコミュニケーション能力に多少問題のある天才のようにユーザーを音声で助けてくれるはず、と期待した読者も多いだろう。

一言でいうとノーだ。

公式にはSiriはiPhone 4Sと最新iPad(第3世代)しかサポートしない。キーノート・ビデオの81分15秒をご覧いただきたい。

するとiOS 6のさまざまなSiri連携機能はどうなるのだろう? 簡単にいえばそれらはSiriが使えないだけで機能する。たとえばiOS 6のFacebookでの各種共有機能は利用できる。ただSiriの音声コマンドや音声入力が利用できないだけだ。

アップデート: Pocket-lintAppleのiOS 6ページの最後に、3Dモードや曲がり角ごとのナビゲーションはiPhone 4、iPhone 3GS、iPad 2では利用できない〔日本版:元記事のこの部分は下記の引用と矛盾する。末尾の日本版注参照〕という注意書きを発見した。

フライオーバーと曲がり角ごとのナビゲーションはiPhone 4S 、iPad 2およびそれ以降のデバイスでのみ利用可能。

これまでも繰り返しSiriはiPhone 4やiPad 2でも「たぶん動くはず」と言われてきた。 しかしAppleはSiriのアップグレードにあたって〔ハードウェアの能力不足で〕ユーザー体験が損なわれないようにすることを優先したものと思われる。加えて、Appleの巧みな収益化政策もあるだろう。Siriのような目玉機能は最新の目玉製品だけに制限しておきたいという意図もあるに違いない。

FacetimeもiPhone 4以降でしか利用できないが、この場合は3GSにはフロントカメラが装備されていないからだというもっともな理由があった。今回は以前の製品を使っているユーザーからSiriが使えないことに不満の声が上がるだろうか? しかし一般ユーザーの多くはSiriの利用にあまり大胆ではないし、期待はずれだという声もあるからあまり残念がるには及ばないかもしれない。

〔日本版〕以下、Apple公式サイトに掲載されている注意書きと試訳を掲載しておく。Apple JapanサイトではiOS 6の先行告知内容は翻訳されていない。

1. Some features may not be available in all countries or all areas. Flyoverand turn-by-turn navigation will be available only on iPhone 4S and iPad2 or later. (iOS 6の一部の機能は国または地域によっては機能しないことがある。フライオーバーと曲がり角ごとのナビゲーションはiPhone 4S 、iPad 2およびそれ以降のデバイスでのみ利用可能。)

2. Siri will be available only on iPhone 4S and iPad (3rd generation) and requires Internet access. Siri may not be available in all languages or all areas, and features may vary by area. (SiriはiPhone 4S、iPad (第3世代)で、かつインターネット接続が可能な場合のみ利用できる。Siriが利用できない言語、あるいは地域が存在する。またSiriの機能は地域によって異なる。)

つまりマップのフライオーバー(3D俯瞰モード)と曲がり角ごとのナビ機能はiPhone4S、iPad 2, iPad3で利用できるが、Siriが利用できるのは4SとiPad3のみ、ということになる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+