エチオピア政府、Skype、Google TalkなどVoIPサービスを全面禁止

次の記事

Facebook、セキュリティー惨劇防止のため、全ユーザーに携帯電話番号の確認を依頼

アルジャジーラが伝えるところによると、エチオピア政府はSkypeおよびGoogle TalkなどのVoIPサービスを刑事罰の対象とする決定を下した。今後はVoIPを利用すると最長15年の罰を受ける可能性がある。実はこの法案は先月成立していたが、国外では殆ど知られていなかった。エチオピア当局はこの措置の理由を「国家安全保障上の懸念」および国家の通信事業独占を保護するためであると主張している。同国唯一のインターネット業者で国有のEthio Telecomは、これまで相当期間に渡り同国民のインターネットアクセスを検閲し、反体制的なブログや他のニュースサイト抑制してきた。

Skypeを使えば牢獄へ

SkypeをはじめとするVoIPサービスに関して、同新法はその利用を犯罪と見なすだけでなく、 通信情報技術省に「情報通信に利用される機器を輸入する私有企業すべてを監督、認可する権限」を与えた。 TechCentralが指摘するように、新法が「ソーシャルメディア経由の音声およびビデオのデータ通信」も禁止している点も注目に値する。同国政府がどこまでこの制限を適用する計画であるかは不明だが、最大15年の投獄の可能性は、エチオピアでのSkype利用から当分の間大部分の人を遠ざけることは間違いない。

またReporters Without Borders報じたところによるとEthio TelecomはTorネットワークへのアクセスを阻止するシステムをインストールした。Torは匿名でウェブサーフィンできる仕組みだ。同ISPは比較的洗練されたディープ・パケット・インスペクションを利用して該当トラフィックを判別しているらしいと伝えられている。

インターネット・フィルタリングおよび検閲監視機関のOpenNet Initiativeによると、現在エチオピアはサハラ以南のアフリカでインターネット普及率が最も低く、2010年時点(入手可能な最新データ)で同国の人口8400万人中約70万人がインターネットを利用している。現在エチオピアの平均インターネット速度は622kbpsだとAkamaiは伝えている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)