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Facebook、1億ドルでモバイル顔認識テクノロジーのFace.comを買収

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1月近く前からFacebookがイスラエルの顔認識テクノロジーのスタートアップ、Face.comを買収するという情報が流れていたが、ついに公式発表が行われた。

複数の情報源が買収価格は1億ドルだとしている。その他8000万ドルから1億ドルとまちまちまちな価格が報道されている。この買収は人材採用目的ではなく、独自のテクノロジー取得が目的の純然たる企業買収だ。Facebookは特にFace.comの顔認識テクノロジーをモバイル分野に適用し、モバイル上で顔を認識し、タグづけできるようにするのではないだろうか。

Face.comの得意分野はまさにモバイルでの顔認識だ。ユーザーが携帯から写真をアップロードすると即座に顔が認識されてタグづけ候補者の名前が送り返されてくるようになるかもしれない。そうなれば携帯から人物写真のタグ付けがワンクリックで可能になる。

現在Facebookに携帯からアプロードされる膨大な数の写真の多くはタグ付けされていないので、これはきわめて重要なテクノロジーだ。というのも「あなたが写真でタグづけされました」という通知が来ればユーザーは間違いなくFacebookを訪れて内容を確認する。タグ付けされていない写真はトラフィックの機会損失を意味する。また写真に写っている人物が特定できればFacebookがソーシャルグラフの理解を深め、ニュースフィードに配信する記事を適切に選択する上で大きな助けになる。

Face.comはブログ記事でFacebookによる買収を報告し、サードパーティーのデベロッパーに対し「Facebookは Face.comの顔認識技術について、Facebookと連携したサービスを造れるよう、何らかのAPIを作ってくれるものと期待している」とアプリ開発への参加を呼びかけている。

Instagramの10億ドルの買収に続いてFace.comの買収したのはFacebookがモバイルでの写真共有を決定的に重要な要素と考えていることを表している。これらの買収が完了すれば、FacebookはInstagramにもFace.comの顔認識機能を導入することができるだろう。

InstagramとFacebook Cameraをフロントエンドに、Face.comをバックエンドに得たことで、マーク・ザッカーバーグにはモバイル写真戦争を勝ち抜く手立てが揃った。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+