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なぜ個人は物を売りにくいのか?–Y Combinator出身のYardsaleが問題解決に挑戦

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Yardsaleは、誰もが地域の人に自分の物を売れる、というモバイルのアプリだ。これまできわめて長期間、サンフランシスコのベイエリアでテストをしていたが、このほど全国展開(合衆国)を開始した。売るものの一覧表示にはCraiglistを利用するのだが、それはユーザがCraiglistを直接使うよりも楽で、しかも、見ず知らずの信用度の怪しい人に売る不安をなくしてくれる。それが、新進のローカルマーケットプレースであるYardsaleの重要な差別化要因だ。

Yardsaleの考えでは、誰もが売りたい物を持っているが、今のCraigslistやeBayはあまりにも使いづらいので、売るのをあきらめている人が多い。Craigslistには、さんざん値切って結局買わない人が多い。つまり、ヒマつぶしのためにCraiglistで‘遊ぶ’人たち。値段の合意に達した場合でも、実際にその人が姿を見せて買ってくれるのか定かでない。eBayは、個人よりも業者が急増していて、今では個人の売り手は少数派の日陰者みたいだ。とにかく、CraiglistもeBayもどちらも、良好なユーザ体験を与えてくれない。

Yardsaleの良いところは、まず、出品がすごく簡単なこと。Instagramに写真を投稿するぐらい、簡単だ。ユーザがやることは品物の写真を送るだけで、そのあとのCraiglistへのアクセスや品物の売りものとしての登録 などはYardsaleがやってくれる。買い手にとっても、写真がいちばん参考になるから、多いほどよい。

そのほかにYardsaleは、Twitterでツイートする、Facebookのフレンドに知らせるなどの共有化努力もやってくれる。Yardsaleが使うメインのツールはCraigslistだが、ここは欠点の多いサイトでありながら、今でも、合衆国最大の売ります買いますサイトなのだ。

そしてその後のCraiglistとそのユーザのお相手は、すべてYardsaleがやってくれるから、Yardsaleのユーザはとんちんかんなメールの洪水に悩まされることもなく、まともな買い注文が来るまで昼寝していられる。

しかしYardsaleは、地域販売の対象域をCraigslistを超えてコミュニティ全体に広げたいと思っている。eBayも昔々は、よく利用する売り手と買い手のコミュニティ育成に力を入れていたが、やがて本格的な物販業者の大群に圧倒され、個人は片隅に追いやられてしまった。でも、サンフランシスコでテストした結果では、コミュニティベースのやり方は今でも有効である。売ったり買ったりする人の80%が、最初の取引のあとに、コミュニティの一員としてYardsaleを再利用してくれるのだ。

今のところ、売る品目の申請は無料で、売れてもYardsaleはマージンを取らない。でももう少し経ったら、売り手が得る売上の10%をいただく予定だ。

YardsaleはY Combinatorの2011年夏の卒業生だ。昨年はステルス的に活動して、もっぱらサンフランシスコのベイエリアでアプリをテストしていた。そして今やっと同社は、全国展開できる、という確信を持てるまでになった。

Yardsaleは社籍がサンフランシスコにあり、社員は5人だが、今人材募集中だ。全国展開してもきっとうまくいくアイデアでありサービスだ、とぼくは感じる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))