Facebook、ユーザーのメールアドレスを隠し@facebook.comだけを表示。今すぐこの馬鹿げた変更を元に戻せ

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メールアドレスのプライバシーを改善しようとして、Facebookが派手な失敗をやらかしてくれた。それはFacebookのメッセージとして送られる@facebook.comメールアドレスの利用を増やすための利己的行為のように見える。

今や全員の個人メールアドレスが、プライバシー設定の如何に関わらずプロフィールから消えている。代わりに、@facebook.comアドレスが唯一公開されたメールアドレスになっている。この結果、設定を変更しない限り友達が通常のメールから連絡をとることが困難になった。

Facebookはこれを元に戻すか、少なくともこの変更についての強力な告知を行うべきだ。さもないと、9億の人々のメールアドレスが隠されつながりが絶たれてしまう。


そもそもこの設定は余計だ。なぜならメールアドレスのプライバシーはカテゴリー、リスト、あるいは特定個人ごとに設定済みだからだ。タイムライン画面に表示されるアドレスのデフォルトが、以前からアドレスを見られる人と同じになっていれば問題はなかった。残念なことにFacebookはプライバシーを大きく取り違え、個人アドレスのデフォルト設定を「非表示」にしてしまった。

2010年11月、Facebookは統一メッセージシステムを発表し、メッセージ、チャット、および@facebook.com宛てメールをすべて同じメールボックスで見られるようにした。当時Facebookはユーザーに自由なアドレスを選べるようにして、翌年4月には全員に統一アドレスを割り当てることを発表した。その展開は今や完了し、Facebookはユーザーの全アドレスの表示に関する制御を強化するべく、「表示」あるいは「タイムラインに非表示」かをメールアドレスごとに選べるようにした。

これまででもプロフィールのボタンを押せばFacebookメッセージを送れたので、Facebookにしてみればタイムラインに表示されるアドレスを@facebook.comにしても問題ないと判断したのだろう。しかしこれは、人々にFacebookが誰も使わない専用メールアドレスの認知度を不当に高めようとしていると思わせ反感を抱かせる結果になっている。

ダメージを回復し、メールアドレスの表記を元に戻すには、プロフィール画面に行き、カバー写真の下にある「基本情報」をクリックする。次に右カラム下方の「連絡先情報」の右上隅の「編集」をクリックし、アドレスの右端の「▼」で「タイムラインで非表示」から「タイムラインに表示中」に切り換えればよい。(メッセージボックスにメールが届くのがいやなら@facebook.comのアドレスを非表示にする)。

以前と同様にアドレスごとのプライバシー設定で誰に見えるか設定できる。例えば、個人アドレスは友達だけに、仕事用アドレスは全員になど。マスター制御は変わっていないので、もしFacebookが個人アドレスのデフォルトを「表示」にしていたとしても、新たに誰かがアドレスを見られるようになることはなかった。

事実はといえば、何百万という人々が、友達は自分のGmailなどのアドレスをプロフィールで確認できると思っていた。自分でそう設定したのだから。Facebookがユーザーに断りなくこうした設定を変更するのは無責任だ。

この独善的変更に対する反感と苦情の大きさをみると、Facebookが何らかの変更をすることになっても驚かない。例えば新しい設定をいじっていないユーザーに関しては全メールアドレスのデフォルトを「表示」にすれば、誰が個々のメールアドレスを見られるかについては既存のプライバシー設定がそのまま有効になる。

もしあなたが10人にメールを送ろうとした時、うち2人の個人アドレスを知らなくてその人たちの@facebook.comsアドレスにCCできればそれは便利かもしれない。また今回の変更はユーザーのプライバシーを高める目的で行われたのだろう。しかし、私が意図的に何かを友達に見せようとしたものを、突然断りもなく消してほしくない。

Facebookはこの変更の説明と戻し方を書いたポップアップを表示するか、直ちに変更をもとに戻すべきだ。今日Facebookは、プライバシー制御は強ければいいとは限らないことを学ぶ。

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(翻訳:Nob Takahashi)