Apple、スタンドアローンのポッドキャストアプリを発表―iOS 6ではいろいろなiTunes機能が独立か?
iOS 6のデベロッパー向けベータ版がリリースされるとすぐにiTunesアプリに奇妙な点が発見された。iTunes U、Audiobooks、Podcastのセクションが消えていたのだ。
iOSのアップデートに合わせて これらのセクションのコンテンツには独自のスタンドアローン・アプリが提供されるのだろうという推測が有力だ。これを裏付けるかのようにAppleはiOS 5.1以降で作動するiOSデバイス向けの新しい独立のポッドキャスト・アプリを発表した。
新アプリを開くと、ユーザーがこれまで購読していたポッドキャストが見やすい格子状のデザインで一覧表示される。このレイアウトがお好みでない場合は、一回タップするだけで過去にダウンロードしたすべてのポッドキャストがリスト形式で表示され、簡単に再生が可能だ。
このポッドキャスト・アプリの新しい機能として、ジャンル別に人気ポッドキャストを表示するTop Stationsというセクションが追加された。たとえば「ゲーム&ホビー」のジャンルには航空、ビデオゲーム、ホビーなどの下位区分があり、スワイプで左右に動かせる。
Appleの伝統に従ってUIのデザインは現実を模したものになっている。Top Stationsは古いラジオのダイヤルを思わせる。ポッドキャスト・プレイヤー自身は昔なつかしいオープンリールのテープレコーダーのデザインだ。細部の作りこみもそこここにAppleならではの凝りようが発見される。たとえば再生速度を変えるとそれに比例してテープのリールの回転速度が変化する。
このアプリは無料でApp Storeですでに公開されている。iTunes UとAudiobooksも独自アプリになるかどうかはまだ確認されていない。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)