アメリカ人の80%が週一日分「時間外」労働をしている

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泣きたくなるようなニュースを読んだことがあるだろうか。事前に警告しておくと、大企業向けモバイルサービス会社、Good Technologyが行ったこの最新調査結果は、まさにそれかもしれない。同社はモバイル労働状況の理解を深めるべく、米国労働者1000人を対象に調査を実施した。結果は驚くものではなかった。仕事と自由時間の境界線は極めて曖昧になりつつありほぼ消滅している。

80%の人たちがオフィスを離れてからも働いている(私にすればむしろ小さい数字だが)。半分がその理由を「選択の余地がない」からだと感じている。〈つながっている〉ことは顧客がすばやい回答を求めていることを意味している。そこに「OFF」のスイッチはない。回答者の半数がベッドでメールをチェックしている。平均開始時刻は朝の7:09。60%が午前8時までにメールをチェックしている。なぜ人がそれほどメールを嫌うかがお分かりだろう。神はわれわれが緊急業務の前に一杯のコーヒーを飲むことを禁じている。

就業時間以外の「時間外労働」は、週あたり平均7時間。ほぼ丸1日分だ。月間30時間、年間365時間の残業に相当する。ありがとうインターネット。

メールはわれわれの日常生活の他の部分にも浸透している。57%が家族との外出時にメールをチェックしている。38%が夕食の卓上で。69%がメールを見ずには寝られない。40%が10時以降にメールをチェックしている。回答者の4人に1人が、時間外労働が原因でパートナーとトラブルになると答えた。もっと悪いことに、半数以上はトラブルが「ない」、表面上は。職場以外での業務があまりにも普通になりすぎて、気にしなくなっている。これは本当に恐ろしい。

ここまで高度な〈つながり〉度合いを、今のメールシステムを捨てて、一から作り直す機会と捉える人がいないことに私は驚いている。例えば、なぜオフラインでいたい時の自動返信の方法が「休暇メッセージ」しかないのか。字面を見ると現行システムでは、メールを無視していいのは「公式の」休暇中だけであるかのようだ。一方社会通念では、質問を無視することは無礼の極みとされている。最低限、「検討中です」と返信する必要がある。

なぜチーム環境におけるメールを、誰が「勤務中」であるかに基づいて配信することができないのか。なぜメールは、インスタントメッセージと同じようなステータス・メッセージをサポートできないのだろうか。なぜ不可避な(かつ面倒な)返信の代わりに、単純なイエス/ノー質問に答えるボタンがないのだろう。少なくとも「たぶん」と送ることができれば、メールを読んだことだけは伝わる。なぜメールシステムは、あなたのメールを読むペースが間に合っていないことを送信者に教えられないのだろう。「この受信箱は溢れ気味のためあなたのメールはすぐに読まれない可能性があります」と。

どのアイディアも私の思いつきだ。もし誰かが本気でそんなシステムを考えれば、画期的に改善できる可能性は無限だ。

実に悲しい。

画像提供:mikeduran.com

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(翻訳:Nob Takahashi)