ユーザのアプリの使い方をビデオで記録してUI等を改善できるサービスDelight.io

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ユーザ体験やアプリの使い方などに関するフィードバックを、期間の限られたテスト時だけでなくもっとコンスタントに得たい、と多くのデベロッパが願っている。でもそのためのツールがほとんどないから、ベータユーザのやることを肩越しにのぞき込むことしか、できない場合が多い。

Delight.ioは、この問題を解決するために登場した。デベロッパは自分のiOSアプリに1行書き加えるだけで、ユーザのアプリ使用セッションをビデオで記録し、彼らがアプリを操作するときのタッチスクリーンの使い方、などをチェックできる。もちろんそれによりデベロッパは、アプリのユーザインタフェイスやストーリーなどを、ユーザにとってもっと使いやすいように改良できる。

デベロッパはまず、テストしたいアプリに1行のコードを書き加える。そうするとWeb上のダッシュボードからユーザのセッションを記録できるようになる。そのためにDelight.ioは、誰かがそのアプリを開いて使い始めるたびに、そのセッションの記録をバックグラウンドで秘かにアップロードする。ただし、記録する時間/時期やアップロードの方法などはデベロッパが指定できる。たとえば、ユーザがWiFiを使ってるときだけ、とか、セルネットワークを使ってるときだけ、など。ビデオのサイズは1分あたり1MB弱ぐらいだ。

録画されたビデオは、デベロッパのWeb上のダッシュボードで見ることができる。画面上の青いドットは、今ユーザがそこをタッチしている、という意味だ。だからそれを見ていると、ユーザのインタフェイスの使い方が分かる。またユーザがパスワードなどを入力するときにはUITextFieldを黒塗りにするので、入力した文字のセキュリティは守られる。

Delight.ioを作ったのはY Combinatorの卒業生Thomas Punと、エンドレスのビデオストリーミングサービスを提供しているNowboxのチームだ。このサービスを作った最初の目的は、Nowboxアプリの使われ方を知ってナビゲーションを改善したいからだった。そして今回、その機能をそのほかのデベロッパにも使えるようにしたのだ。

今は、デベロッパはTwitterやGithubからDelight.ioに登録し、ユーザセッションの記録50回までが無料だ。それを超えると、20セッション50ドルとか、50セッション100ドルのように有料になる。でもPunたちは今、今後の料金体系を検討中で、“記録回数無制限”というメニューも加わるようだ。

まだできたてほやほやのこのサービスは、日に日に機能が増えている。この前はOpenGLのサービスを加え、今はUnity、PhoneGap、cocos2dなどの開発ツールにも対応しようとしている。今後期待したい機能は、たとえば複数のセッションの記録をグリッド(格子状)で同時に見れることなどだな。でもとにかく、ホビーから始まったプロダクトにしては、とても便利なツールだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))