wearable computing
Olympus

Google Glassのライバル現れる―オリンパスがウェアラブルディスプレイのプロトタイプ、MEG4.0を発表

次の記事

iOSとMacのアプリに深刻なクラッシュ問題発覚―Appleは専任チームを充てて対応中〔アップデート:修正済〕

meg4

Google、ご用心!  日本のオリンパスが発表したMEG4.0は決してGoogle Glassの安易な真似などではない。オリンパスはウェアラブル・ディスプレイの研究・開発を20年前から続けている。今回発表されたMEG4.0はプロトタイプだが、やがて登場するであろう製品版はGoogle Glassにとって強力なライバルとなる可能性がある。

オリンパスは今日の発表で、重量30gのMEG4.0はプロトタイプであり、名称も暫定的なものだとしている。システムはメガネの片方のツルに収められており、Bluetoothでパソコンやスマートフォンに接続される。解像度320 x 240のバーチャル・スクリーンが着用者の視野の上方の空間に浮かぶ。MEG4.0は終日着用できるタイプで、1回の充電で15秒ずつの間欠表示の場合8時間、連続表示の場合2時間使用できるという。

拡張現実テクノロジーではGoogleだけが先進的というわけではない。ここ数年ウェアラブル・ディスプレイのアイディアに取り組んできた企業は実はオリンパスも含めて何社かある。オリンパスは2008年にもMobile Eye-Trek(上の写真)と呼ばれるプロトタイプを発表している。これも常時装着タイプで、50cm前方の空間に浮かぶ3.8インチのモニタに相当する画面が表示されるものだった。

Mobile Eye-Track自身が商品化されることはなかったが、オリンパスは「2012年には実用化をめざす」としていた。

しかしオリンパスもGoogleと同様、どんなユーザー・インタフェースが搭載されるのかは明らかにしていない。UIと、さらに重要な点だが、どれだけ豊富な情報が提供できるかかがMEG4.0がGoogleGlassに対抗するたのカギとなるだろう。価格や製品化の時期は明らかにされていない。

〔日本版〕オリンパスの発表によると表示には「瞳分割シースルー光学系」と呼ばれる独自のテクノロジーが用いられている。ディスプレイの大きさが瞳の直径の半分程度のためユーザーの視野をほとんど遮ることがないという。Google Glassが利用していると思われるシースルーハーフミラーはある程度視野を遮るので、この点ではオリンパスのシステムに優位性があるかもしれない。2008年のMobile Eye-Trek発表時のビデオ参照(ナレーションは英語だがオリンパス側の説明は日本語)。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+