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学生コンペMicrosoft Imagine CupのファイナリストStethoCloudがすごい

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ティーンのセクスティングが日常化普遍化しつつある

StethoCloud

世界最大の学生テクノロジコンペMicrosoft Imagine Cupの決勝大会が今週オーストラリアのシドニーで行われ、ご当地メルボルンのStethoCloudが、この国のテクシーンの成長ぶりを世界に向けて立証した。コンペの課題テーマは“もっとも困難な問題の解決を助ける”アプリケーションを作ること、そしてこのオーストラリアのチームは、小児肺炎に挑戦した。この疾病は早期に診断されれば高い確率で治癒するが、しかしそれでも今なお、麻疹(はしか)とマラリアとHIVの合計よりも死亡率が高い。StethoCloudのチームによると、生存の鍵は症状の早期発見だが、地域のヘルスワーカーや途上国のしろうとスタッフにはそれが難しい。

使用するものは携帯電話(MicrosoftのコンペなのでWindows 7 Phone機)と特製のデジタル聴診器と、携帯とクラウドの両方で動くソフトだ。クラウド上のバックエンドが患者の呼吸パターンを分析して肺炎の初期症状をチェックする。その方法は、WHOの小児疾患診断マニュアルに基づいている。

Team StethoCloud

デジタル聴診器の費用は15から20ドルぐらいで、今市場にある製品(数百ドル)より相当安い。プラグを携帯のステレオジャックに差し込み、A/D変換は携帯側で行うが分析はすべてWindows Azureのクラウド上で行われる。

チームの主張によると、携帯電話の費用は今では途上国においてさえ、新たな負担にはならない。ほとんど誰もがすでに持っている。小児肺炎による死亡率がとくに高いのは、途上国だ。StethoCloudは、Nokiaのフィーチャフォンで動くバージョンのアプリもすでに開発している。

このチームがすごいのは、プロジェクトのスタートが今年に入ってからだったこと。わずか4人のチームが短期間でデジタル聴診器の複数のプロトタイプとアプリのアルゴリズムをテストした。またチームのピッチ(pitch, 売り込み, 説明)も、ぼくがこれまでにインタビューした資金豊富なスタートアップたちより巧みだ。世界中の患者から集めたデータを活用する魅力的なビジネスモデルをすでに考えているところもすごい。次のターゲットもすでに決めていて、それは喘息(ぜんそく)だ。ソフトもハードも自己開発で、当然パテントをねらっている。彼らは、今後もっともっといろんな疾病の早期診断に活用できる、と考えている。

画像クレジット: Daniel Brusilovsky

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))