Facebook上での行動に基づいて最適アプリケーションをレコメンドするAppHeroが180万ドルを調達

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AppHeroAppleがChompを買収して以来、アプリケーション検索/発見サービスを巡る競争は激しさを増しているように思われる。先月は、アプリケーション検索サービスを展開するQuixeyシリーズBにて20万ドルを調達している。そしてこの度は、アプリケーション検索/発見サービス分野の、より新しいプレイヤーであるAppHeroが、シードラウンドにて180万ドルの資金を調達したというニュースが流れてきた。

本ラウンドには数名のエンジェル投資家に混じって、OMERS Ventures、Golden Venture Partners、ENIAC Venturesなども参加して130万ドルを出資したとのことだ。残り50万ドルの出資元についての情報は非公開となっている。

AppHeroでは、これまでのアプリケーション利用履歴や、ソーシャル・ネットワーク上でのアクティビティを分析して、適切なアプリケーションを推奨しようと試みる。友人についての情報も収集し、どのようなアプリケーションを利用しているのかや、どれを気に入っているのかという情報も活用している。

こうした説明を聞くと、アプリケーションのレコメンドを行なうiPhoneアプリケーションであるCrosswa.lkと同様なものかと考える方も多いことと思う。Crosswa.lkでもAppHero同様にこれまでにインストールしたアプリケーション情報に基づいて、新たなアプリケーションのレコメンドを行う。私見によれば、いずれもiTune Geniusより適切なレコメンデーションを行なってくれると感じている。但し、Crosswa.lkがFacebookなどの他ネットワークから収集する情報は友だち関連の情報に過ぎない。一方でAppHeroの方は友人の使っているアプリケーションをレコメンドするのではなく、さまざまなアクションを独自に解釈して、アプリケーションを推奨しようとするものなのだ。

AppHeroのファウンダーであるJordan Satokの話を聞いてみよう。ちなみに氏は人気サイトApp of the Dayの制作者でもある。曰く、AppHeroはFacebook上でのほぼあらゆるアクションを参考にしているのだそうだ。どのコメントやスレッド、ないしページ上にて「いいね!」をクリックしたのか、あるいはどういった情報を共有したのか、さらにはプロフィールに何を書いているのか、趣味は何で、どういった場所によく出かけるのかといったことも参考にしているのだそうだ。ステータスアップデート情報の解析はまだ行なっていないが、こちらについても実装を考えているところなのだという。

Satokは高校を卒業して2011年にAppHeroを設立した。モバイル技術にはまだまだ大きな可能性が開けていると考えたからだ。「モバイルの可能性はあまりに大きく、まだまだこれを存分に使いこなすというところには達していないと感じました」と語っている。「どうすればより多くの価値を利用者に提供することができるかを考えたのです。考えているうちに、パーソナライズを行うことこそが大きな価値を提供することに繋がると考えるようになったのです」。

アプリケーションを「探す」場合、探しているものが何かを理解していなければ、いつまでも目的のアプリケーションにはたどり着けない。「しかし自分にぴったりのものがあるのに、その存在を知らないということは大いにあり得ることなのです」とSatokは言う。独自のインテリジェンスを発揮してアプリケーションの発見を行う点が、Crosswa.lkなどの他サービスとの大きな違いだとしている。また、Facebook上でのデータが蓄積されていくほどに、AppHeroのインテリジェンスも向上していくことになるのだそうだ(どういった場所にでかけるか、結婚しているかどうか、などの情報もアプリケーション選択の参考になる)。そしてもちろんどういったアプリケーションをダウンロードして、何を気に入ったか、何を気に入らなかったのかといった情報も蓄積されていく。

AppHeroは現在5人体制で運営されている。調達資金にてマシンラーニング分野のエキスパートを獲得する予定なのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)