電子署名プラットフォームのDocuSign、Kleiner Perkinsなどから4750万ドルを追加調達。あのMary Meekerは取締役に就任

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docusign logo電子署名プラットフォームを提供するDocuSignがシリーズDにて4750万ドルの資金を調達した。情報はSECへの報告書から明らかになったものだが、DocuSignもいくつか情報を送ってくれた。

尚、Kleiner Perkins Caufield & ByersのパートナーであるMary Meeker(以前はモルガン・スタンレーのアナリストだった)がDocuSignの取締役に就任する。Mary Meekerといえば、モバイル産業分野のレポートで有名な人物だ。彼女が取締役に就任するということから、今回の資金調達についてはKleinerが主導したように思われる。しかしDocuSign側およびKleiner側のいずれも公式のアナウンスは行なっていない(確認したところ、出資を行ったのはこれまでのラウンドにも参加した出資者、ファンド、テック業界をリードする人物などです、という回答が返ってきた)。

DocuSignの設立は2004年で、「電子署名の業界標準」を謳っている。おそらくその自己認識は正しいものと言えるだろう。1800万もの人が12000万件のドキュメントにサインをするのにDocuSignを用いたのだそうだ。日々に換算すると15万枚のドキュメントがDocuSignによって処理されているのだとのこと。

ちなみにDocuSignはFrazier Technology Ventures、Ignition Partners、Sigma Partners、Scale Venture Partners、Salesforce.comなどから、2010年12月のシリーズC段階でそれまでの調達合計が5640万ドルとなる資金を調達していた。

本稿執筆後にCEOのKeith Krachと噺をする予定で、その後に本稿にアップデートを加えたいと思う。

アップデート:Krachが、今回のラウンドをリードしたのはKleinerであることを認めてくれた。Accel Partners、Comcast Ventures、SAP Ventures、その他、世界的規模の大手投資家が本ラウンドに参加しているのだそうだ。

調達資金は主に3つの領域での利用を考えているそうだ。すなわちまずR&D、それから適用業界の拡大、そしてさらには世界展開の分野だ。

KrachとMeekerは、10年以上も前にAriba(KrachがCEOを務めていた)が公開したとき以来の知り合いだ。当時、Meekerはモルガン・スタンレーに在籍していた。今回のMeekerの深い関与は、モバイル部門での発展的飛躍を考えてのことなのかという質問に対しては、「確かにモバイル部門はまさに離陸しようとしているところですね」と、Krachは回答している。但しMeekerが注目しているのは「モバイル」という面のみではなく、DocuSignが社会全体に革新をもたらす可能性があるという点でもあるようだ。

「これからの10年を考えたとき、少なくとも後半には電子署名が一般的なものとなっていくでしょう」とKrachは言っている。「世界中の個々人が私たちの潜在的顧客であると言って良いと思います」とのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)