XBMCがAndroidにポート, これでやっとGoogle TVを買う理由ができた?

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初めにコンテンツありき。しかしGoogle TVにはかんじんのそれが欠けていた。でも人気の高いXbox Media CenterがこのたびAndroidにも来たので、Google にもリビングルームの覇権をめぐる戦いに勝てるチャンスが生まれたかもしれない。この古典的なメディアプレーヤーを今でも支えるチームがAndroidへの実装を発表し、週末にはソースコードもリリースした。これは、すごいことになるかも。

XBMCは、メディアストリーミングソフトウェアの元祖だ。最初2003年にXbox用に開発されたのでその名が付いたが、しかしこのオープンソースのプロジェクトは今でもメディアストリーミングのデファクトスタンダードだ。ぼくなんか、XBMCを使いたいからXboxを買ったぐらいだ。人気絶大だったのでBoxee、Plexなど分派も多く生んだ。リリースされたばかりのAndroidポート(port, 移植)はいくつかの重要な要素がないが、ほとんどのAndroid機で使えるそうだ。Google TVを除いて。

Google TVには、まだやるべきことがたくさんある。立ち上げから2年以上経つのに、今でも、まるでNetflix専用機に毛が2〜3本生えた程度の製品だ。アプリは出来が悪く使いづらい。良いアプリがいくつかあっても、Googleはそれを知らせる〜目立たせる努力をしていない。メディアストリーミングアプリもいくつかあるが、どれも良くない。要するにGoogleは、消費者にもデベロッパにも、彼らがGoogle TVに前向きになるべき理由を与えていない。しかも今では、Nexus Qというけったいな競合製品まである。消費者の混乱は増すばかりだ。今のGoogle TVには、何よりもキラーアプリが必要だ。XBMCのような。

もうすぐ10歳になるXBMC、メディアストリーミングソリューションの成熟度では断然他を引き離している。今日存在する多くの競合製品よりも、2005年時点のXBMCのほうが良いぐらいだ。しかしこれまでは、Boxee Boxのようないわゆるインターネットテレビ製品に、XBMCを搭載したものがなかった。

ぼくは今、XBMC for Androidに肩入れしすぎているかもしれない。それは、XBMCプレーヤーの完成度としてはまだまだだ。とりわけ大きいのは、ハードウェアデコーダがないのでビデオの再生をソフトウェアに依存すること。MKV化した1080pのビデオなんか、これではちょっと難しい。でも最初のXboxでもCPUのパワーに頼っていたのだから、最新のAndroid機でしかもソフトウェアが正しくビルドされていれば、それでも十分なはずだけど。

今のXBMC for AndroidはGoogle TVで使えない。Logitech Revueと初代のSony Internet TVで試してみたが、だめだった。インストールはできるが、立ち上がらない。それは、ぼくだけの経験ではない。Google TVの今のビルドでこれを動かせた友人知人はいない。でも、Nexus Qでは動くから、今すでにいろいろあるGoogle TVボックスとその退屈したオーナーたちも、諦める必要はない。

XBMC for Androidにとって、セットトップボックスがあることは成功の必須要件ではない。いや、成功というタイトルはすでに何年も前に獲得している。Google(やBoxeeでさえも)がリビングルームという砦を落とすためには、XMBCのようなキラーソフトウェアが必要だ。つまり問題はあくまでも、Google側の問題である。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))