オンライン大学を提供するCoursera(スタンフォード系)がユーザ150万に達し$22Mを調達

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アメリカの高等教育を対話的にして、誰にもアクセスできるものにしたい、というスタンフォード大学の二人の教授の夢が、また一歩前進した。新たに獲得した資金370万ドル(計2200万ドル)、新たに増えた提携大学が13、その中にはCaltechやDukeも含まれる。“このような大きな参加は、これが本物の教育と認められた証しだろう”、Courseraの協同ファウンダAndrew Ngは、今年のAspen Ideas Festivalにおける本誌TechCrunchのミートアップでこう述べた。提携大学の増加、資金集積の好調、そしてユーザ数が150万、既存の(学費の高い)大学のWeb利用が進展する現状の中で、Courseraは独自にメジャーな地位を築きつつある。

MITとHarvardの合同事業と同じくCourseraも、一流大学のコースをオンライン化して、対話性と学生同士の協力関係を持ち込むことをねらっている。正規に入学した学生たちが使っているものと同じビデオ講義と読本に加えて、Courseraは対話的な小テストや個人の特性に合わせた学習、オンラインの‘同級生’からの宿題の手伝い、などの導入を構想している。

そういうピアサポート(peer support, 仲間同士の支援)を活発化するために、ほかの学生の進級を助けた学生にはごほうびをあげるようにしたい、とNgは言っている。進級は、特定の宿題集合の正解率で学生同士が判定するので、内容的には正規の学生に教授が与える判定と変わらない。しかしNgによれば、Courseraにはまだ、教授と学生との一対一の個人指導がないぶん、大学に置き換わることはできない。

本誌はこれまで、オンライン教育に対して批判的だった。ビデオ講義は、やや対話性はあるものの、でも基本はあくまでも暗記に固執する20世紀の教育だ。しかしCourseraは教育の改革を目指してはいないけど、学生たちはオンライン学習が良質な体験だという確信を持てる。教育省の調査報告書も、オンラインで学んでいる学生の成績は物理的な教室で学んでいる学生と変わらないと述べている。

Courseraには至近の収益化計画はないが、証明書を売るという考えはあるようだ。同社の最近の株式投資は、“二つの大学と、現在の投資家であるNew Enterprise AssociatesとKleiner, Perkins, Caufield、およびByers Educationからのもの”とプレスリリースは述べている。教育はとても大きな市場であり、しかも大学の学費は平均的なアメリカ人家庭には負担が困難なほど高騰しているから、いまこそ新しいリーダーたちによって変わるべき時期だ。

*情報開示: ぼくは政府のイノベーション関連のカンファレンスでAspen Instituteを手伝っている。

画像クレジット: Flickr User 401(K) 2012

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))