Microsoftがブラウザ選択画面の提供を2800万のユーザに対し怠る–EUが調査を開始

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2009年の欧州委員会との合意によりMicrosoftは、Windowsユーザのコンピュータが最初にブートしたときブラウザの選択をさせなければならない。しかし2011年2月のWindows 7 SP1のリリースでは、Microsoftはその画面を表示しなかった。欧州競争委員Joaquin Almuniaによると、これによりEUの2800万のユーザがこの画面を見なくなり、Internet Explorerをデフォルトのブラウザとされた。Microsoftは“エラー”を犯したことを認め、問題を修復し、Windows 7 SP1を搭載したすべての新しいコンピュータの上でブラウザ選択画面が表示されるようにした。

Microsoft: “技術的なエラーである”

Microsoftによれば同社は、そのエラーを知らされてから迅速に対応し、“この技術的エラーが生じた経緯を外部専門家を起用して調べさせている”そうだ。選択画面が表示されるはずだった2800万台のPCはすべて、来週中にその画面が遡及的に見られるようになる。すなわちブラウザ選択画面はそれが提供された日を起源として向こう15か月表示される。約18か月間同社の誰もこの失態に気づかなかった理由は、いまだ不明である。

EU: “重大な結果を招きかねない”

迅速に対応したとはいえ、Microsoftが欧州委員会に対する法的義務の履行を2011年2月から2012年6月まで怠ったことは、Almuniaの立場としては軽微なエラーでは済まされない。そのことは今朝の声明からもうかがわれる。Almuniaによれば、この違法行為が確認された場合には“重大な結果を招来することもありえる”。彼曰く、違反が確認されれば“制裁が科せられるだろう”。

Microsoftは2011年12月に欧州委員会に承諾書を送り、その中でブラウザ選択画面の配布を約束している。Almuniaによれば、こういう明白な契約書面があることも、今回の事案をMicrosoftに対しより不利に作用させるだろう。ただしこれらの声明に対する両社立ち会いのもとでの認定儀礼は過去に行われていない。Microsoftが委員会に送った、という事実があるのみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))