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Windows Phone、2012年における米国内販売台数シェアは4%程度の見込み

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lumia-900MicrosoftはWindows Phoneプラットフォームを懸命に推進しようとしている。但し、数値的にはあまり楽観できない模様だ。新たなデータをリリースしたのはStrategy Analyticsで、Android/iOSの牙城が全く揺らぎそうにないことを示している。曰く、2012年アメリカ国内におけるWindows Phoneの販売台数シェアは4.1%にしかならない見込みなのだそうだ。ちなみにアメリカで今年販売されるスマートフォンの台数は1億2300万台になるのだそうだ。シェアの数値だけを見ると昨年比で確かに伸びてはいるのだが、1%足らずの伸びに留まる。台数で見ても2012年の販売見込み台数は500万となっている。2011年は350万台となっていた。

これはNokiaにとっても悪いニュースだ。Windows Phoneに、自社の将来およびアメリカ市場での生き残りを賭けているからだ。まもなくNokiaは収益報告も行うことになっているが、従来のSymbianプラットフォームと比較して、Windows Phoneプラットフォームを利用したスマートフォン戦略がどのような成果をあげるのかについて市場の注目が集まっている。新たなプラットフォームで大した成果が残せそうにないとなると、戦略が間違っているということになるわけだ。

またNokiaはフラッグシップモデルであるWindows PhoneプラットフォームのLumia 900の売上を伸ばすために思い切った戦術も採用している。たとえばこの機種は販売開始後まだ3ヶ月を経ただけだが、2年契約の価格を99ドルから49ドルへと半額に値下げしたりもしている。

Nokiaのこうした動きは、Windows Phoneの売上を維持し、シェアがさらに落ち込むということを防ぐ効果はあるのかもしれない。今回のレポートをリリースしたStrategy Analyticsのエグゼクティブ・ディレクターであるNeil Mawstonも「4%は達成できると思うのです。Nokiaがあと数十万台を上乗せすることができれば、この数値になると思われます」と述べている。

シェアがさほど上がらないだろうという見込みは、Windows Phoneプラットフォームの端末を扱うHTCやSamsungなどにとっても良いニュースとは言えない。しかしこの2つのメーカーはAndroidプラットフォーム上に主力機を配置しており、Windows Phoneが不調であってもそれを十分に穴埋めすることができる。

ところでStrategy Analyticsによる今年の米国内スマートフォン販売見込み台数は1億2300万台ということだった。これは2011年比で21%の伸びになるのだそうだ。2011年の販売台数は1億200万台となっていた。

ちなみにMawstonはWindows Phone 8についても注文を表明している。新しいOSでのやり方次第によっては、Windows Phoneにもまだチャンスはあるのだという。Mawstonからの注文とは、マルチコアチップセットをサポートして、またアプリケーションストアを充実し、さらに機種のバラエティを増やすことといったものだ。ストアを充実して機種の選択肢が増えれば、確かに消費者を呼び込むことができるかもしれない。そうすればメーカーや開発者もWindows Phoneに目を向けるようになるだろう。それでも効果がない場合はどうするか。Mawston曰く「スマートフォンメーカーに課しているライセンス料金の引き下げを検討すべきだと思う」とのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)