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Jeffrey Evans
Brad Brooks

TigerText、DropboxのAPIを利用して、有効期間や即時削除指定が行えるファイル共有サービスを開始

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tigertext copyセキュアなメッセージングサービスを提供しているTigerTextで、DropboxのAPIを利用して、安全なファイル共有を行うことができるようになった。共有ファイルの有効期限、任意タイミングでの共有停止などを行うことができる。共有ファイルは暗号化され、ダウンロード、コピー、転送などは行えないようになっている。

TigerTextのプレジデント兼共同ファウンダーのBrad Brooksは、セキュアなファイル共有を必要としている人は非常に多いはずだと、新サービスに自信を持っている。「Dropboxを使っている人の誰もが、安全なファイル共有を必要としているのではないでしょうか。またプライバシーを扱う業種ではこうした機能がぜひとも必要になります」、とのこと。公開不可の法的ないし医療情報の送受信(本プラットフォームはHIPAAの用件を満たしている。HIPAAとは「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律」:Health Insurance Portability and Accountability Actのこと)やファイナンシャルサービスファームにおけるコラボレーションサービスなどを主要なターゲットとして考えているようだ。また有効期間の設定や、共有キャンセルなどを行うことができることから、イベントチケットなどの分野でも利用できるかもしれない。さまざまな業界で機密書類の運搬に年間数千ドルもの金額が支出されており、すでに多くの企業から問い合わせがきているそうだ。

「チャットアプリケーションを利用しながら同時にファイル共有も行いたいと考えていた利用者は多い。しかし独自にシステムを開発するというわけにもいかなかった人びとが、今後はセキュアなファイル共有を簡単に利用できるようになるわけです」とBrooksは言う。

TigerTextはコンシューマ向けおよびエンタープライズ向けのサービスを別個に提供しているが、まずはコンシューマ向けに今回のファイル共有機能を実装する。そこで細かな調整を行なってからエンタープライズ版でもサービスの提供を開始するそうだ。TigerTextのiOSアプリケーションからはDropboxアカウントに直接アクセスできるようになる。Android版およびBlackberry版でも近く機能を実装する見込みだとのこと。

TigerTextは先月にはTT2と呼ばれるシステムをリリースしていた。これはグループチャット機能や、発言したメッセージの取り消しを行ったりすることができるようになっていた。

ちなみに今回実現したセキュアなファイル共有機能は、Brooksと共同ファウンダーのJeffrey Evansがディナーに外出しているときに思いついたのだそうだ。Evansが支払いをすることになっていたのだが、先に帰ってしまったらしい。そこでBrooksはEvansにチャットでクレジットカード番号を送れと伝えた。そこから2人はセキュアに情報を共有するにはどうすれば良いかということを話しあい始めたのだそうだ。そして、これがビジネスになると結論し、プロトタイプをいろいろと作ってみたのだそうだ。当初はコンシューマ版での実装を考えていたが、次第にエンタープライズ版でも大きな魅力としてアピールするものになるだろうと思い至った。そこでヘルスケア産業を中心に、さまざまな業界ニーズを探っていったのだとのこと。

「この種のサービスには、今後きっと競合が増えてくるのだと思います」とBrooksは述べる。「まさにタイミングが整ったと言えると思うのです。常にコンピューティングデバイスを持ち歩くようになり、SMSが一般化し、モバイル・コンピューティングも普通のことになり、そして進化したクラウドの機能を存分に利用できるタブレット端末も普及しました」。

但し、とBrooksは言葉を続けた。TigerTextには十分な資金があり、そしてこれまでに150万件のアプリケーションがダウンロードされている。これがTigerTextにとって大きなアドバンテージになるだろう、とのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)