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Microsoftの第4四半期、61.9億ドルのaQuantive減損処理で4億9200万ドルの赤字に

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先ほどMicrosoftは2012年第4四半期の営業成績を発表した。 税引前営業利益は1.92億ドルだったが、aQuantive買収に起因する減損処理の結果、初の四半期赤字決算(4.92億ドル)となった。

第4四半期の売上は180.6億ドルと第3四半期の174.1億ドル、前年同期の173.7億ドルからいずれもアップしている。1株あたり損失は0.06ドルだった。Microsoftは四半期で赤字を計上したのは史上これが初めてだ。

今会計年度を通じての決算では、売上737.2億ドル、営業利益217.6億ドル、1株あたり利益2.00ドルとなった。繰延収益と「のれん」減損処理(aQuantiveの評価損計上処理)調整後の2012年度の非GAAP売上、営業利益、1株当たり利益はそれぞれ742.6億ドル、285.0億ドル、 2.78ドルだった。

MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマーは「われわれはすばらしい四半期および通年の営業成績を発表した。そしてわが社の歴史でも記録的なものになる新製品のリリース時期が近づいている。今年度にはWindows、Office、WindowsServer、Windows Phoneを始め、多数の製品、サービスの新バージョンが提供される予定だ。これは単にわれわれのビジネスばかりでなくユーザー、パートナーのビジネスをも大きく前進させるだろう」とコメントした。

2007年に買収したオンライン広告ネットワークのaQuantiveの業績不振により、Microsoftが26年の歴史上初めて四半期損失を計上することは多くのアナリストが予測していた。62億ドルに上る損失はMicrosoftのオンライン・サービス事業部(Bingもここに含まれる)の価値の減少を反映したものだ。 オンライン・サービスの売上は増加しているものの、前四半期も4.79億ドルの赤字となっている。今期売上は8%アップし、損失も2.66億ドルに減少した。

各業部の営業成績は以下のとおり。

  • Windows、Windows Live: 売上41.5億ドル、Windowsアップグレード・キャンペーンのため 1%のダウン。
  • ビジネス: 売上62.9億ドル、7%アップ。
  • サーバー及びツール:: 売上50.9億ドル、13%アップ。
  • オンライン・サービス: 売上7.4億ドル、8%アップ。
  • エンタテインメント及びデバイス: 売上17.9億ドル、20%アップ。

aQuantive買収の損失処理を別として、Microsoftは今期、大いに興味ふかい活動をしている。同社はYammerを12億ドルで買収し、Barnes& Nobleに3億ドルを投資した。またTechCrunchの親会社であるAolから10億ドルに上る特許を買収し、続いてこのとき買収した925件の特許のうち650件を5.5億ドルでFacebookに売却した(さらに残りの特許もFacebookにライセンスした)。またMicrosoftはSurfaceタブレット・コンピュータをお披露目した。発売は10月のWindows 8リリース後となる。

Windows 8のリリースが近づいているため、消費者はパソコンの購入を秋まで手控える動きが出ている。これが今期のWindows事業部が対前年比で低調に終わった原因の一つだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+