Pocket、シリーズBにて500万ドルを調達。より広い範囲での「Save for Later」サービス実現を目指す

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企業のオープンソースコンポーネント利用を正しく管理するサービス(スタートアップ)が必要

145992v5-max-250x250既存投資家からのさらなる投資を受けて、「コンテンツ・シフティング」のサービスを提供している、以前はRead It Laterの名で知られていた(formerly known as Read It Later)PocketがシリーズBにて500万ドルの資金を調達した。本ラウンドをリードしたのはFoundation Capitalで、Baseline VenturesおよびGoogle Venturesなども参加している。250万ドルを調達した前回のラウンドにも今回の3つのVCは参加している(他にはFounder Collectiveやエンジェル投資家なども参加していた)。今回のラウンドは、前回の「追加分」といったイメージになると言えよう。

Pocketは今回調達した資金にて、「後で読む」(save for later)エクスペリエンスを、さらに広い範囲のデバイスないしプラットフォームに広げていく考えだ。また社員数も増やし、開発者やコンテンツパートナーに向けたサービスの拡充も行なっていくとしている。

Pocketのサービス内容は、しばしばInstapaperと比較されるものだ。ウェブ上で見かけた記事を、好きなときにお気に入りのデバイスで読むために「保存」しておくサービスだ。「場所シフト」および「タイムシフト」の概念は、メディアの登場とともに誕生したもので、Pocketはその概念を簡単に実現しようとするものだ(訳注:テレビ番組を予約して好きな時間に見ることを「タイム・シフト」とも表現します。この場合の「シフト」は「他のところに移す」というような意味で、本稿で使われている「シフト」も同様な意味合いです)。Pocketのサービス開始は実のところInstapaperより早く、2007年にファウンダーのNate Weinterが自己資金で立ちあげ、2011年までは開発などもほぼ独力で行なっていた。

2012年にサービスはテキストを「あとで見る」以外の用途にも範囲を広げて、名前をPocketと改めた。またモバイルデバイスに注力するという意味も名前には込められている。ブラウザ版ももちろん展開しているが、iOS版、Android版を提供しており、かつFlipboard、Twitter、およびZiteなど350以上もの外部アプリケーションとAPIレベルでの連携を行なっている。プラットフォームのさらなる拡充というのはすなわちWindows Phone 8や、Windows 8への対応も行なっていくのだろう。Microsoftはスマートフォンやタブレット分野の拡充を狙っており、この分野はPocketがまさにサービスの主戦場として位置づけているところでもある。

Pocketによれば、日々100万件のアーティクルが「保存」されているのだそうだ。競合を圧倒する数値であるとのこと。「保存」されているのはオンライン雑誌の記事やYouTubeのビデオ、レシピや「あとで買う」ための商品ページなどさまざまであるそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)