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“モバイル用のMicrosoft .NET”を提供するXamarinが$12Mを調達

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モバイルアプリケーション開発のためのクロスプラットホームなフレームワークを提供しているXamarinが、Charles River VenturesとIgnition Partners、およびFloodgateから計1200万ドルの資金を調達した。これはXamarinにとって初めての外部資金調達だ。同社のプロダクトであるMonoは、Microsoftの開発フレームワークである.NETをMicrosoft以外のオペレーティングシステム(Android、iOS、Linuxなど)に持ち込むためのオープンソースのプロジェクトだ。同社が最近ニュースとして取り上げられたのは、同社のSharpenと呼ばれるツールを使ってAndroid 4.0のJavaコードをC# に翻訳し、その全体をXobotOSという名前でオープンソースにしたときだ。

同社は昨年の5月に、Miguel de Icaza*と彼が率いるMonoチームにより設立された。Monoは最初、de Icazaの前の企業Ximianで開発され、その企業を2003年にNovellが買収した。Novellは買収後もMonoの開発に資金提供を続けた。しかし2010年にはAttachmateがNovellを買収した。5月にNovellはMonoチームの全員をレイオフし、その2週間後にde IcazaはXamarinの創設を発表した。〔*: Miguel de Icaza…Microsoftが.NETを発表した2000年に、そのLinuxポートの開発を開始し、その後それをMonoと名付けた。〕

Monoは無料でオープンソースだが、Xamarinは.NETのiOS向け実装であるMonoTouchとMono for Androidの企業向け有料ライセンスを収益源としている。2011年の7月にNovellは、Xamarinにこの2製品の永久ライセンスを認めたため、Xamarinとしては両製品…既存のMonoのコードがベース…をスクラッチから作り直すことを免れた。

デベロッパが.NETをモバイルアプリケーションの開発に利用できることは、デスクトップやサーバサイドなどそのほかのプロジェクトのコードを再利用できることを意味する。Microsoft主体のショップでは、このことは大きな利点になる。既存の.NETのコードをそのまま利用でき、それらをJava(Android向け)やObjective-C(iOS向け)、JavaScript(HTML5用)などほかの言語にポートする手間が要らない。しかもこのことはXamarinの企業としての成功にもつながり、今では7500社以上の有料顧客がいるという。Novellからのライセンス供与と、これまでに蓄積した大きな顧客ベースのおかげで、Xamarinは今日まで外部資金を必要としなかった。

モバイルアプリの開発プラットホームというメインのプロダクトでXamarinが間接的に競合関係にあるのは、Appcelerator、MotoroloaのRhoMobileNitobiを買収したAdobeなどだ。NitobiのプロダクトPhoneGapは、今ではApache Cordovaと呼ばれる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))