OracleがIBM製品を不当な言葉で比較したとされ, 広告の取り下げへ

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アメリカで歴史の長いNPO、Better Business Bureauの下部機関であるNational Advertising Division(NAD, 全米広告部)は、OracleがIBMを攻撃しているマーケティングキャンペーンが、同社のExadataテクノロジをIBMの競合製品と比較するに際して不当な主張をしていると判断し、同社に対し広告の取り下げを推奨した。

Oracleが同社のExadata製品をIBMのテクノロジと比較するときに不当な主張をした、という広告審査機関の判断は、4か月前にも下されている

NADはIBMからの抗議を受けてOracleに、同社のExadataデータベーステクノロジを他社製品と比較する主張を停止するよう推奨している。NADによれば、Oracleの“メッセージ”には実体がない。

問題の広告はWall Street Journalに載ったフルページ広告で、こんな文言がある:

• “Exadata 20x Faster … Replaces IBM Again”
   (Exadataは20倍速い…またまたIBMをリプレース)
• “Giant European Retailer Moves Databases from IBM Power to Exadata … Runs 20 Times Faster”
   (ヨーロッパの巨大小売企業がデータベースをIBM PowerからExadataに移行…20倍高速化)

Oracleは、これは一つの特定のケーススタディであり、ExadataとIBM Power Systemテクノロジを全面的に比較するものではない、と主張した。Oracleは今回の裁定と4月にNational Advertising Review Boardが下した裁定を控訴している。声明の中でOracleは、“この件に関するNADの決定に失望している。その決定は不当に広義であり、真実の比較広告を行う能力を深刻に制限するものである。それはOracleに対してだけではなく、商用のハードウェアとソフトウェア産業に属するすべての企業にとって、有害な決定である”、と言っている。

要するにOracleは、データベース市場におけるIBMとの戦いにおいて、少々小細工を弄している。それ自体は広告戦略として、ありうることだ。しかしOracleは元々、企業イメージが悪い。同社の言葉には往々にして、真実ではない主張が含まれている。今回の件も、その延長だろう。Oracleの言葉はつねに、よく注意して受け取る必要がある。イエスの意味はノーであり、クラウドと言ったらオンプレミスのことだ。お分かりかな?

NADは、Oracleは許容限度を超えている、と言っている。同社の自己弁護は不十分である、と:

さらにNADは、広告者のWebサイトに提供されている開示が、“20倍速い”という主張が伝えている広義なメッセージを十分に限定していないと判断する。さらに重要なのは、NADの所見によると、OracleのWebサイトにおける開示は許容範囲内にあり、問題の広告にもそれが明記されているとはいえ、それでもなお、広告者は開示を用いて不当な主張を矯正することができないがゆえに、不満足なものとなる。

企業が競合他社をあげつらうときには、もっとゆるい言葉を使うのがふつうだ。しかしOracleの場合は、やり過ぎ、そして、言い過ぎだ。同社のゲームプレーは、このように、公共的な広告審査機関ですら、行き過ぎと判断してしまうのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))