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BankSimple改めSimpleが一般公開へ, CTOのAlex Payneは新天地を目指す

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データについて考える

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いまいちばんぶっ壊れていると日常感じる旧システムは、支払いや銀行のシステムだ。私やみんながSimple(最初の名前: BankSimple)を応援するのも、そのためだ。誰もが、いまの銀行を嫌う。とくにサンフランシスコの住民は、より良き未来を切望して止(や)まないのだ。

私なんかとくに、Simpleへの期待が大きい。Mintみたいに自分を売ってしまうんでなく、最後までユーザのお金に責任を持ってくれるだろう。銀行業務への対話性に富んだインタフェイスにより、人生のお金にまつわる部分を、楽しく知的にしてくれるかもしれない。いや、少なくともそうなってほしいわ。

幸いにもSimpleは2週間前に静かに一般公開され、そして今日(米国時間7/25)、そのことを発表した。つまり今日からは、一般ユーザのサインアップを一日に何百人でも何千人でも受け付ける、ということ。

この記事はたぶん、Simpleの一般公開の発表をお知らせするだけの記事だと思うけど、ところが一般公開といってもすでに12万5千人の人が待ち行列に並んでいる。しかもカードが郵便で送られてくるのを待たなければならない。だから今サインアップ(会員登録)できたとしても、実際に利用できるのは秋からだ。

さらにまた、共同ファウンダの一人であるAlex Payne(TwitterのAPIを作った人)は辞めて、彼の関心領域であるプログラミング言語と開発ツールに専念する。

彼はこう書いている:

“Simpleにはエンジニアのキャリアアップのためのすばらしい機会がたくさんあるけど、ぼくがいちばんやってみたい分野だけがない。それはプログラミング言語とデベロッパ用ツールだ。ぼくはまだ、プログラマとして勉強すべきことが山のようにある、と感じている。またその分野に、多少なりとも貢献したい、とも思っている。そのほか個人的な理由も少々あるので、SimpleのCTOを辞任することにした。”

というわけで、今回いちばん大事なのは、新しい、モアベターな銀行に誰もがアクセスできるようになった、ということ。今日Simpleに申し込んだら、たぶん秋にはアクセスできるようになる。その待ち時間は、私が待った時間(2年)に比べれば相当短い。

SimpleのCEO Josh Reichは曰く、“Simpleの招待をリクエストされた方は10万名以上おられます。とにかく、できるだけ早く会員登録を完了することが、目の前の急務です。お客様の数は、これまでの数週間行っていたベータテストのときを、はるかに上回っています。反響の大きさは、すばらしいです。お客様の数は毎週倍増していますが、この夏を乗り切れば、その後は待ち時間を短縮できると期待しております。”

今、支払い系のスタートアップは西部開拓時代みたい〔日本的には“戦国時代”〕のようだけど、勝算は?、と尋ねるとReich曰く、“敵はスタートアップではなく四大銀行です。彼らが、市場の40%を支配しており、うちは彼らから顧客を奪おうとしているのです。過去30年、銀行は売上がずっと右肩上がりでしたが、その巨大な利益の大半は手数料やそのほかの費用や負担金です。うちは今の銀行よりもずっとシンプルなモデルにより、顧客を搾取しない銀行業務を目指します。”

では、従来の銀行との最大の違いは何か? Joshは答えて曰く、“うちはお客様を本当にお世話します”。これは、こんなタイプの質問に対するベストアンサーね。彼は本当にプロ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))