「お前に使わせるAPIはない」―Twitter、Instagramに対して「友だち検索」の利用を拒否

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Instagramは8000万人のユーザーに対してアプリのアップデートを発表した。ところが新バージョンからは「Twitterで友だちを検索」という機能が消えていた。これはユーザーがTwtterでフォローしている相手をInstagramでも一括してフォローできるようにする便利な機能だった。

ただしTweet Photo機能は依然利用できる。

われわれが取材したところによると、この機能が消えたのはTwitterがInstagramに対してこのAPIの利用を禁止したからだった。禁止の正確な理由は不明だが、Instagramのスケールが巨大すぎてAPI利用がTwitterのシステムに対して過重な負担をかけるようになったからかもしれない。

The FancyやFoursquareのような多くのソーシャル・メディアがTwitterのFriend Graph〔友だち検索〕APIを利用しているが、その中でInstagramは群を抜いて大きいデベロッパーだろう。.

TwitterとInstagramのシリコンバレーでの従来の関係を考えるとこの動きは特に意外なものにうつる。 Twitterのファウンダー、ジャック・ドーシーはInstagramの株主だし、両者ともBenchmark Capitalが主要投資家だ。これはInstagramがFacebookに買収されたためTwitterが攻勢に出たのではないだろうか。Facebookのソーシャル・グラフのさらなる拡大を防止しようとしているように思える。

現状ではTwitterの意図は推測する他ないが、Twitterプラットフォーム上での写真の取り扱いに関して主導権を握りたい(逆にFacebookに主導権を渡さない)ことが動機だったかと思える。しかし特定の相手に対して恣意的にAPIの利用を制限することはオープンな共有による共生効果をモットーとするAPIのエコシステムの理想に反する。たとば、もしGoogleがGoogle Mapsへのアクセスを恣意的に禁止し始めたらどういうことになるだろう?

しかしFacebookもこれまでにTwitterに対して似たような措置を取ってきた。たとえば2010年の6月にFacebookのアプリ内での友だち検索Twitterに対して禁止している

今回の措置以前にTwitterはLinkedInへのツイートの供給を停止した。どうやらこのあたりからAPI戦争が始まっていたようだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+