なんと, YouTube上の“チャネル”がベンチャー資金を獲得: BalconyTVは音楽放送の未来?

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Appleが本格的なテレビを開発しているという噂があり、またインターネットテレビは徐々に本物になりつつある。それとともに、既存のテレビ業界とは無縁なインディーのビデオチャネルに明るい未来が見えてきたかもしれない。それに、グローバルなファンの付いたニッチのコンテンツはますます魅力的だ。そういう未来に向けて、YouTube上の一風変わった人気チャネルBalconyTVが今日(米国時間7/26)、Polaris Venture Partners、Lerer Ventures、そしてGreycroft Partnersから75万ドルの資金を獲得した。BalconyTVはその名のとおり、世界各地の新人ミュージシャンたちが必ずどこかのバルコニー、または屋上で演奏をする。資金のほかにBalconyTVには、元MTV NetworksのCEO Judy McGrathがアドバイザーとして参加する。同社はオフィスを、Polaris系のアクセラレータ、ダブリンのDog Patch Labs内に移した。

BalconyTVの歴史は、控えめに言っても異例だ。作ったのはダブリンに住む3人のお友だち…Stephen O’ReganとTom MillettとPauline Freeman だが、最初は新人アーチストの演奏を自分たちが住むアパートのバルコニーで毎日撮影していた。なぜかそれが、YouTubeのコミュニティの想像力を刺激し、今では同チャネルの‘番組’は世界の30都市で作られ、ため込んだビデオの本数は7000以上、累積ビューは3000万を超える。演奏したアーチストの中には、Mumford and Sons、The Script、Jessie Jなどもいる。

Polaris Venture PartnersのパートナーPeter Flintは、BalconyTVは世界の音楽シーンの多様化の現れの一つ、と見ている。しかもそれは、YouTubeだからこそありえる現象だ。ケーブルテレビ業界に15年いたFlintは、“サービスプロバイダという‘門番’のいない自由なビデオネットワークを築く機会がブロードバンドにはある”、と考えている。

協同ファウンダでCEOのStephen O’Reganによると、短期的な目標は音楽プラットホームとしてのオリジナリティに本腰を入れて磨きをかけること。“うちはそれができるユニークな立ち位置を持っている。収益源は短期的には広告だが、しかし将来的にはブランドにとってもっと多面的な利用の機会がありえる”、と彼は言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))