Facebookが強力なマーケティング・ツールを発表―ページ記事が年齢、性別、いいね!などによってターゲティング可能に
今日(米国時間7/31)、Facebookは強化版ページ記事ターゲティングと呼ばれる新しいマーケティング・ツールをリリースした。これによってページ管理者はファンの年齢、性別、いいね!、その他の特性に基づいて記事をターゲティングすることができるようになった。たとえば、ページを運営する企業はティーン向けにはノベルティーがプレゼントされると伝え、大人向けには自社の信頼性をアピールするといったことができる。
これまでFacebookページは地域と言語でしかターゲティングできなかった。しかしFacebookは一部企業のページ管理者に対してターゲティングのオプションが大きく拡張されたことを告げた。すべてのページで利用可能になるには数週間かかるという。今回のターゲティング能力の強化でFacebookページのマーケティング・ツールとしての使い勝手は大きく向上したので企業は新たなファン獲得のために今以上に広告料金を払うようになるかもしれない。
ソーシャル・マーケティング管理者のための限定されたグループに対してFacebookから以下のようなメッセージが届いたとグループのメンバーの1人が報告している。
ページ記事ターゲティングの強化
本日、Facebookはページ記事ターゲティングの強化版をごく一部のページ管理者の皆さんに公開しました。この機能は今後数週間で全てのページで利用可能となります。この新機能を利用すればページ記事を年齢、性別、地域、言語その他特定の属性を持つファンのニュースフィードに掲載することができます。
ただしニュースフィードへの掲載についてどのようなターゲティングをした場合でも記事自体はページ上に表示されています。これはターゲットとなったファンの友だちがターゲット属性を持っていない場合でもその記事を見ることができるようにするためです(「デビッドがいいね!しました」など)。
Facebookにコメントを求めたが「現時点では発表することはない」というお決まりの文句が返ってきただけだった。しかし情報源によればターゲィング可能となった属性には以下のものが含まれるという。
- 年齢
- 性別
- 関心
- 交際ステータス
- 学歴
- 大学卒業生:大学名、専攻
- 大学生:大学名、専攻、学年
- 高校生
- 職場
- 既存のオプション:言語、国、州、都市
新機能を利用すれば、たとえばフォードなら20代のファンに対しては経済的なハイブリッドを勧め、40代には大型のSUVを紹介するといったことができる。
これによって関心とトラフィックの増大が期待できる。企業はマーケティングにあたってさらにFacebookへの依存度を高めることになるかもしれない。
Facebookの広告エンジニアリング担当副社長のGreg Badrosを始めソーシャル広告のトッププレイヤーが今週金曜にベイエリアで開催されるTechCrunch FacebookのエコシステムCrunchUpカンファレンスに登場する。Facebookの広告モデルが上場後の時価総額にふさわしいものかなど重要な点が論じられるのでので期待していただきたい。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)