簡単なギフトを贈れるgifteeがデジタルガレージなどから資金調達、ファミリーマートの全国対応も

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gifteeは日頃の「ありがとう」や「誕生日おめでとう」など友だちに感謝やお祝いの意を表すのに簡単なギフトを贈れるようにしてくれるサービスだ。Open Network Labの一期生であり、その後もKDDIの∞ラボの一期生としてシードアクセラレーターの支援を受けたあとに順調に成長している。このgifteeにいくつかのアップデートとなる情報を代表取締役の太田睦氏が語ってくれた。

1つは資金調達についてだ。昨年末には∞ラボ一期生としてKDDIから1,000万円の資金を調達しているgifteeだが、今回新たにデジタルガレージ(DGインキュベーション)、サンブリッジグローバルベンチャーズから第三者割当増資と転換社債によって資金を調達している。金額は明らかにされていないが、このシリーズAラウンドの調達では数千万円の半ば程度の金額を集めたものと予想される。gifteeはKDDI以前にもOpen Network Labを運営する3社(デジタルガレージ、カカクコム、ネットプライス)とインスパイア、エンジェル投資家から800万円弱の資金を調達している。

次にファミリーマートとの全国対応についてだ。gifteeはソーシャルメディアと連携してギフトを贈るようになっているが、そのギフトは実際の店舗で売っているもの、例えば提携している都内の無印良品の店舗で扱っている特定の商品だったり、あるいはレストランで頼める一杯の飲み物だったりである。となると、その店舗に出向かないとならないが、カバーしている店舗は都内やいくつかの都市にしかなく、全国でこのサービスを利用することはできなかった。今回ファミリーマートの対応では全国にあるFamiポート設置店でファミリーマートで使えるクーポン券を贈れるようになる。太田氏はこれを足がかりに、gifteeを国内で誰も使えるようなものにしていきたいという。

そして、今日からiPhoneアプリも登場している。これまではウェブあるいはAndroidアプリでの対応だったが、iPhoneユーザーでも使いやすいインターフェイスでギフトを贈れるようになった。

このようにgifteeはスタートアップとして勢いづいている。現在はまだ会員は1万人程度だそうだが、その半数近くがアクティブユーザーだそうだ。この秋には店舗に出向くギフトだけでなく、配送ギフトへも参入しようとしている。この新しいサービスと合わせて来年3月までには10万人の会員を獲得したいと考えているそうだ。

ギフト分野では北米ではKarmaやWantfulなどがあるが、Karmaは5月にFacebookによって買収されて話題となっている。ソーシャルとギフトの関係は注目されているのだろう。ほかにもgifteeと近いビジネスとしては日本に進出を初めているスウェーデンのWrappなどもある。韓国ではSKテレコムのGifticonやKTのGiftshowなど携帯キャリアが簡単に少額のギフトを贈れるサービスを提供していて大きな市場となっている。