Twitterのスキャンダル太り:アカウント停止事件で入会者急増

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悪評も宣伝のうち。TechCrunchに入った情報によると、NBCオリンピック中継批判ツイーター、Guy Adamsのアカウント一時停止のニュースが主要マスコミに取り上げられたことによって、Twitterのサインアップが急増した。同じ情報源によると、この失態によって、Twitterの社内ではスキャンダルには利点もあると話題になっているという。

Twitterが一人のユーザーのことを言いふらし、立腹した企業が苦情を申し入れるよう仕向けたことは、発言の自由を謳歌する人の多い中核ユーザーたちの信頼を間違いなく揺るがした。そして同社は謝罪した

今Twitterはユーザー数を増やすことによって広告モデルを強化し、将来に備えて蓄える必要がある。だから、理由がなんであれ、ユーザー数の伸びが肯定的に迎えられることは理解できる。

アカウント停止からNBCによる苦情取り下げからアカウント復活まで、次々と展開したGuy Adamsドラマは、オリンピックの波に乗って一躍世界のトップニュースになった。ブログはTwitterに関する記事で埋められたが、同時にUSA TodayHuffington Postといった主要マスコミや、Deadspinなどのスポーツ報道でも数多く言及された。

その結果多くの読者がTwitterに関心を持ってサインアップしたようだ。この騒動がなければ起きなかったかもしれないことだ。この悪名によってTwitterは5億を越えるユーザー基盤を増やし、あるいは、設定しただけで何年も放置されていた3.3億の休眠アカウントを生き返らせた。

今月の新規登録ユーザー数を、オリンピック自身に起因するメンバー数増加と区別することは難しい。アカウント停止報道がTwitterのロンドン五輪との深い関わりとあいまって、人々に「じゃあ、Twitterで様子を調べてみるか」と言わせている可能性が高い。

Twitterの広告商品は大いに有望だ。プロモーテッドツイートは1~3%のクリック率がありモバイルではさらに高い。Bloombergの情報筋によると、2014年までに売上10億ドルを見込んでいるという。これはTwitterが「一般の人々」に普及することにかかっているとも言えるが、それは今月の「否定的報道」が呼び込んだ人たちかもしれない。

さらに、TwitterがIPOあるいは大型調達ラウンドの計画発表に先駆けて話題づくりをしているという噂もある。売上10億ドル計画や、一部情報筋がNew York Timesに話したという、AppleがTwitterの株式取得に関心を持っているという噂は、いずれもTwitter側による意図的なリークなのかもしれない。

Guy Adams追放が引き起こした大混乱はもちろん仕込まれたものではない。しかし、Twitterの重要性を世界に知らしめるために、一人の人物のアカウント停止が世界中の見出しを飾ること以上に良い方法などあるだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi)