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Facebook、イギリスでリアルマネー賭博アプリを提供へ

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ガキどもにゲームを作らせて儲けるMakeGamesWithUs–ファウンダたちもほとんどガキ

bingo slots and frenzy (facebook gambling)

ここ3四半期ほどFacebookは手数料部門の売上を伸ばそうと苦闘してきた。今日(米国時間8/7)発表されたゲームは将来の新しい収入源として注目される。Facebookのプラットフォームに初めてリアル・マネー・ギャンブル・アプリが登場した。

GamesysのJackpotjoy.comシリーズの新ゲーム、Bingo & Slots FriendzyはFacebookクレジットを使わず、直接現実の金を賭けることができる賭博アプリだ。利用できる地域はイギリスのみ、18歳以上のユーザーに限られる。

Facebookプラットフォームの他のアプリの大多数と同様、このアプリもFacebookが直接に開発、運用するわけではない。ただFacebookがGamesysに対してこのアプリの登録を許可したということはFacebookがオンライン賭博ビジネスの可能性を探り始めたことを意味する。

Facebookクレジットを利用する通常のゲームの場合、収益の配分比率は30/70だが、今回のケースで同じ比率が適用されているかどうかは不明だ。TechCrunchの取材に対してFacebookは収益の配分条件は秘密だと答えた。

Facebookの広報担当者は「イギリスではリアル・マネー・ギャンブルは合法かつ広く普及していて、当局により適切に監督されている。われわれはイギリスのパートナー企業に対して、運営に十分な注意を払い、大人のユーザーに対してのみ提供するという条件でリアル・マネー・ギャンブル・アプリを許可した」とコメントした。GamesysはJackpotjoy以外にFacebookのソーシャル・ゲームとしてSun BingoとHeart Bingoを提供している。

オンライン賭博は議論の多い分野であり、アメリカを始め多くの国では厳重に禁止されている。Gamesysはオンライン賭博が違法となる地域からの利用を防ぐためにさままざまな予防措置を取った。

ユーザーはゲームにアカウントを開く際に、まず身元の確認を求められる。ユーザーは18歳以上でありイギリスの居住者であること証明しなければならない。またFacebookは年齢確認テクノロジーを用いて、オンライン賭博に関連するアップデートが18歳以下のユーザー、あるいはイギリス外のユーザーのタイムラインに表示されないように図るという。イギリスの子供たちは学校の行き帰りやテレビでビンゴその他の広告を始終目にしているという。

Facebookがオンライン賭博の最初の実験の場所としてイギリスを選んだ理由はいくつか考えられる。オンライン賭博が合法なヨーロップの国で、しかも英語を話すというのがその一つだが、さらにイギリスには賭博を容認する文化的な伝統が根強いことも大きいだろう。イギリスでは至る所で合法的な私設賭博業者の店が見られる。18歳以上であれば誰でもこういう店で競馬だけでなくあらゆるスポーツの結果から果ては王室の結婚式の日に雨が降るかどうかまでさまざまな事象について賭けることができる。

Facebookのこの動きの前にZyngaのCEO、Mark Pincusも2013年にオンライン賭博に参入すると発表している。ZyngaはFacebookともっとも密接な関係を持つパートナーの1社だ。つまりZyngaは来年、たとえばVegasVilleといったゲームをアメリカ内で展開するつもりなのだろうか? しかしアメリカ国内では違法となってしまうので当面Zyngaは国外でしかオンライン賭博アプリを提供できない。

FacebookのFacebookクレジットの成功は限定的なものにとどまった。第2四半期の手数料収入は1億9200万ドルと発表されているが、これは第1四半期の1億8600万ドル、前年同期の1億8800万ドルからほとんど伸びていない。こういう状況ではFacebookが新たな収入源を求めてさまざまな実験に乗り出すのも不思議ではない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+