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スターバックスとモバイル支払いサービス、Squareが全面提携―アメリカ全店の支払いに採用、ハワード・シュルツCEOがSquareの取締役に就任

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今日(米国時間)、モバイル支払いサービスのSquareはStarbucksとの提携を発表した。この秋からSquareは全米7000店のすべてにおいてクレジット・カード、デビット・カードによる支払い処理を担当することになった。Squareで支払いをするユーザーはiPhoneまたはAndroidのSquare Directoryで近所のStarbucksの位置を知ることができる。

さらにStarbucksはSquareに対して2500万ドルに上るシリーズDの投資を行う。Squareの会社評価額は現在32億j5000万ドルとされる。われわれが報じた40億ドルという評価額にかなり近いところまで来ている。

さらにStarbucksのファウンダー、CEOのハワード・シュルツがSquareの取締役に就任する。

この提携でもっとも重要な点は、通勤の行き帰りに近所のスタバに寄る何百万というユーザーがSquareという支払い手段を目にするようになることだ。これはSquareを一気にモバイル支払サービスの主流に押し上げる効果があるだろう。 この巨大コーヒーショップ・チェーンの最近の四半期売上は33億ドルだった。去る6月にSquareは取扱高は年間60億ドルに上ると発表している。今回の提携でこれにStarbucksの売上が加わるのは大きい。

スマートフォン支払いアプリのPay with SquareのユーザーはStarbucksでの支払いに財布も携帯も取り出す必要がない。ユーザーが店内に入るとジオフェンシング・テクノロジーによって自動的に認識され、注文の代金は直接クレジット・カード口座に請求される。さらに将来StarbucksはSquare Directoryを自社のスマートフォン・アプリに取り込むことを計画している。ただしPay withSquare機能も自社アプリに取り込むのかどうかはまだ明らかではない。こうした動きはAppleのiOS 6に搭載されるPassbookアプリにも何らかの影響を与えそうだ。Starbucks自身が今年6月のWWDCにおけるPassbookのデモに参加していた。Squareにもポイント・カード機能があり、競合が注目される。

Squareの共同ファウンダー、CEOのジャック・ドーシーはユーザーであるマーチャントすべてに対してメールを送り、「Squareはスモール・ビジネスに対する関心を失ったわけではない。逆にこの〔スターバックスとの提携によって〕Squareに対する認知が高まり、すべてのマーチャントにとって利益が期待できる」と述べた。

現在Squareには大小合わせて200万のマーチャントがいる。これらの店舗ではマーチャントは小さな四角いカードリーダーを取り付けたAndroid、iPhone、 iPadによって消費者からクレジット・カードないしデビット・カードによる支払いを受けることができる。

〔日本版〕アップデート:後続記事によると、当面SquareはStarbucksのクレジット・カード処理のバックエンドを担当する。Squareのカードリーダーやジオフェンシングによる支払い機能は当面は利用されないという。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+