グーグルプラシフィケーション:Google+への投稿位置をGoogleマップ上に直接表示する機能がリリース

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Google Maps Bullseye

Google本体とGoogle+の境界がますますぼやけてきている中、プライバシーの基準もまたぼやけつつある。今日(米国時間8/14)、われわれはGoogle+を投稿するたびにこれ以上ないほど明白に自分のいる場所を世界に公開するオプションを手にいれた。

ユーザーがG+の「自動位置共有」機能をオンにした場合、あるいは手動でジオタグを付加した場合、自分の位置に大きなピンが立てられたGoogle マップが投稿の下に表示され、公開される。

緯度経度情報に基づいた正確なジオ・タグとその位置のマップへの表示というGoogle+の新しいオプションはFacebookやTwitterの位置情報共有より過激だ。たしかにニュースフィードの情報は豊富になるだろうが、Googleマップへの位置情報の表示を行うにあたってはユーザー側でさらに慎重な判断が求められるだろう。

従来もモバイル・デバイスからG+に投稿する場合、手動あるいは自動でジオ・タグを付加することは可能だった。しかしその位置情報は薄灰色の小さな文字で投稿の下に表示されるだけで、ウェブのGoogleマップ上で位置を確かめるためにはクリックする必要があった。

一方Facebookが自動ジオタグで付加する情報は都市名までで、正確な位置は明らかにされない。Facebookプレイスを使ってチェックインした場合でも、投稿から地図を見るにはクリックしなければならない。Twitterは現在ツイートのジオタグを有効にしている場合でも付加できる情報は都市までで、正確な位置は付加できない。また地図を見るためにはクリックが必要だ。

私は個人的には正確な位置を共有することに大きな抵抗はない。泥棒、ストーカー、くるなら来てみろ! というのは冗談だが、メディアが好んで取り上げるプライバシー問題というのはいささか誇張されている場合が多い。もちろん、若い女性などの場合は位置情報の公開は慎重に決定すべきだろうが。

Google+では位置情報の公開対象となるサークルが選択できる。自動位置タグはデフォールトではオフになっている。ただしユーザーがオンにすると次のオフにするまでオンの状態が続く。

重要なのは、こうした情報の取扱をすべてユーザーが管理できるという点だ。Googleはユーザーを子供扱いはしない。ユーザーが常に赤裸々に位置を公開したいのであればGoogleはそれを止めることはない。大人であること自体がそうだが、自由が増えればそれだけの責任が伴う。

オープンさが増え続ける傾向を(「オープンさが世界をより良くする」と説くマーク・ザッカーバーグにかけて)ザッカリングと呼ぶものもいる。しかしGoogleのソーシャル化はもっと成熟したものになりつつある。ソーシャル化がGoogleのあらゆるプロダクトに浸透してきた。この動きをグーグルプラシフィケーションと呼んでもよいだろうが、われわれ一人一人に対して「どれだけの情報を共有したいのか、どれだけの情報が共有されているか意識しているのか」と問いかけるものとなっている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+