Yahoo新CEOの最初の30日–フリーランチ, "What is Yahoo?"を禁句に

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[筆者: Christine Ying]
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私がこの前Yahooへ行った7月の終わりには、まるで暗雲が去ったようだった。社員たちはその週から始まる“Free Lunch”(無料昼食会)に与るべく、そわそわとカフェテリアに列を作っていた。YahooのメインのカフェテリアであるURL’sは、ふだんの火曜日よりも混んでいた。会社の未来について、興奮と希望をもって語る者がとても多かった。

“ぼくのチームがなくなることを、心配していたが、もう大丈夫だ!”、ある技術系管理職は満面に笑みを浮かべてそう言った。

“転職先を探していたけど、しばらくいることにしたよ!”、別の社員がこう叫んだ。

前CEO Scott Thompsonは、その残念な5か月の在任期間中、社内で姿を見ることはめったになかった。それとはきわめて対照的に、新CEO Marissa Mayerは頻繁にカフェテリアに出没し、毎週金曜日の全社員集会(役員たちが今抱えているプロダクトを説明する)FYIにも必ず顔を見せた。そこに欠席するようなおバカ社員は一人もいない。‘Marissa劇場’を一目見るためだけでも、出席する価値はあった。

しかし、モラールを鼓舞するセレブCEOの着任がもたらした熱気にもかかわらず、Yahooの社員たちの多くは、会社の戦略のぶれや、戦略の欠落を今でも感じている。新しい方向性を見いだすための期間は、8か月以上もあった。それなのに、まだ何も生まれていない。

でも頭のいい新CEOは、過去の高名なファウンダやCEOたちから、学ぶべきことを学んでいるようだ。

  • フリーランチを発表したとき、Appleのファウンダの名言“One More Thing”を引用した(Steve Jobs)。
  • 新社員は自分自身で評価して入社を承認する(Larry Page)。
  • VPたちがプロダクトを説明するときPowerPointを使わせずホワイトボードに図や言葉を書かせる(Jeff Bezos – Jeffにプレゼンするときは平文で書け)。
  • AllThingsDの報道によるとCOOに経営面をまかせて自分はプロダクトとイノベーションに専念する気だ(Mark Zuckerberg)。

私は本誌TechCrunchの前はYahooにいたから、プロダクト指向で消費者を重視する新CEOによって、これまで苦難続きだった会社に何が起きるのか、たいへん興味がある。私もまず、Disrupt SFでその姿を見たい。もう一つ興味があるのは、Yahooを長年悩ませた“Yahooはテクノロジ企業か?メディア企業か?”という問いに、彼女がどんな答を出すかだ。なぜなら彼女はすでに、記者たち等に対して“What is Yahoo”という言葉を禁じたのだから。

編集者注記: Christine YingはTechCrunchの新しいプロダクトマネージャで、その前は(言うまでもなく)Yahooの社員だった。

[画像クレジット: David Geller, Andreas WeigendJames Duncan DavidsonGuillaume Paumier]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))