Wayn Goodrich
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ジョブズの数々の驚異のプレゼンをプロデュースしてきた幹部が解雇を不当としてAppleを訴える

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iPhone、iPad、Siriなど数々のジョブズの驚異の新製品プレゼンをプロデュースしてきた元Apple幹部、ウェイン・グッドリッチが昨年12月に解雇されたことを契約違反と不公正なビジネス行為に当たるとしてAppleを訴えた。

12月ということは来るべきiPhone 5の発表のプレゼンにはグッドリッチが関わっていないだろうということを意味する。

グッドリッチがサンノゼ連邦地裁に提訴したところによると、故スティーブ・ジョブズはグッドリッチに対して「仮に〔プレゼンテーション担当エグゼクティブ・プロデューサーという〕役職が廃止された場合でも雇用を保障していた」という。 BusinessWeekの記事によると、グッドリッチはジョブズのもっとも親密なアドバイザーであり、アイディアに対する反応のテスト役であったという。

訴状によると、グッドリッチは何ら合理的な理由なしに解雇された。Appleは解雇を「グッドリッチ氏の業績の質とは無関係な経営上の理由」によるものとしているという。

グッドリッチは1998年からAppleに在籍しており、2008年には制限付株式(当時97.40ドル/株)が報酬として与えられた。よく知られているとおり、 その後Appleの株価は急上昇を続け、現在657ドルとなっている。.

グッドリッチは失われた給与、福利厚生、制限付株式および精神的打撃に対する補償を求めている。グッドリッチと彼の弁護士はAppleは制限付株式を支払うことを避けるためにグッドリッチを解雇したのだと考えている。

グッドリッチによれば、プレゼンテーションのプロデュースにおける最大の貢献の一つは2011年10月のiPhone 4Sの発表の際のキーノートにおけるSiriの紹介だという。

グッドリッチが関わっていないiPhone 5のプレゼンテーションがどうなるか興味がもたれるところだ。Appleのブランド・イメージ確立のためにグッドリッチ(と、もちろんそれ以上にスティーブ・ジョブズ’自身)が果たした役割は絶大だった。他社もAppleの後を追うべくさまざまに試みたものの失敗を繰り返している。

Appleはグッドリッチなしでこれまで通りの驚異のプレゼンを行えるだろうか? 9月12日にその答えが出る。もうすぐだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+