Scalaによるトータルな開発環境パッケージTypesafeが$14Mを調達

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Typesafeは、プログラミング言語Scalaを使用するソフトウェア開発を支援するサービスだ。同社がこのほど、Shasta Venturesが率いるシリーズBのラウンドにより、1400万ドルを調達した。Juniper Networks(Junos Innovation Fund)、Greylock Partners、François Stieger(元Verisign、Broadvision、Oracleの役員)らもこのラウンドに参加した。

Typesafeは、ちょうどHadoop開発のためにClouderaがあるように、Scalaによる開発のために便利なパッケージや環境を提供する。同社のファウンダがそもそも、Scalaプログラミング言語とAkkaフレームワークの作者だ。同社のメインプロダクトであるTypesafe Stackは、ミドルウェアフレームワークであるAkkaと、WebフレームワークPlayと、Scalaプログラミング言語(+標準ライブラリ)の三者を組み合わせたパッケージであり、もちろん全体としてJavaと互換性がある(基本的に完成コードはすべてJava仮想マシン–JVM–の上で動くコードだ)。

このTypesafe Stackの主な用途は、JavaとScalaによる大規模でデータ量の多いアプリケーションの構築であり、クラウドコンピューティングの大きなワークロードや、大企業の大規模な仮想化データセンター環境の、安定的な構築と運用をメインのユースケースとして想定している。同社の会員制度であるTypesafe Subscriptionにより、Typesafe Stackのユーザに商用のサポートとメンテナンスとオペレーションツールが提供される。顧客企業に対する教育訓練やコンサルティングサービスも提供する。

上記Shasta Venturesの常務取締役Jason Pressmanの説明によると、今市場には“Scalaの採用例が急増している”。だからTypesafeは、このトレンドの波に乗る絶好のポジションに付けていると言える。

では、企業がScalaを使う動機とは何だろうか? CEOのMark Brewerによれば、Scalaは完全に関数型でしかもオブジェクトベースのプログラミング言語であり、また型付け(typing)の表現が豊富で充実している(参考)。“デベロッパはTypesafeを使うことにより、大規模な分散クラウドコンピューティングのアプリケーションと、同じく大規模なマルチコアハードウェアプラットホームという二重の挑戦課題に対応した堅牢なアプリケーションを効果的に開発できる。しかもそれを、Javaのインフラがシームレスに統合された環境中で行える”、そうPressmanは語った。

〔参考記事: Scalaの作者M. Oderskyインタビュー, Scalaの概説として優れている。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))