時代の象徴でもあった宇宙飛行士のニール・アームストロング氏死去

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neilNBC Newsが伝えるところによると、宇宙飛行士であり時代を象徴する存在でもあったニール・アームストロング(Neil Armstrong)氏が現地時間の25日にこの世を去った。数週間前に行われた心臓バイパス手術後に発症した合併症のためだそうだ。享年82歳だった。

彼の功績はあまりに数多い。しかし彼を語るときに誰もが語るひとつの出来事がある。1969年7月のあの日、歴史が見守る中、月着陸船イーグルの梯子段を降り、そして人類で初めて月面を歩いたのだった。

「1人の人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっての大きな飛躍だ」という言葉は、ほとんどすべての人が聞いたことのある言葉だろう。アポロ11号計画は、アームストロングにとって唯一の月面ミッションであった。しかしこの日以降、常に彼は「月面着陸」という事実と、そして彼の発した言葉を使って語られる存在となった。

月に降り立った瞬間から、アームストロングは1個の人間として以上の存在となった。人類を支える先進的創造性を示すシンボルとも考えられるようになったのだ。月着陸船操縦士のバズ・オルドリンとともに、50億の地球上人類(その後に生まれた人にも影響を与え続けている)に対して、人類が到達しうる高みには限界などないのだということを示したのだった。

このような話をTechCrunchに掲載するのはどうかという意見もあろう。しかしアームストロング、バズ・オルドリン、ピート・コンラッド、アラン・ビーン、アラン・シェパード、エドガー・ミッチェル、デイブ・スコット、ジェームズ・アーウィン、ジョン・ヤング、チャールズ・デューク、ユージーン・サーナンおよびハリソン・シュミットらを月に送り込むために、「技術」が果たした役割というのは確かに大きなものだったのだ。宇宙時代のイノベーションから生まれたプロダクトも枚挙にいとまがないほどだ。そしてもちろん、月面を歩く人間を目にして、それがためにエンジニアリングや科学を志した人びとというのも非常に多いのだ。

「宇宙的イノベーション」の最初の1歩を踏み出したのがアームストロングだった。地球以外の大地の上を初めて歩いたのだった。このときアームストロングは次のように言っている。

あの豆粒ほどに小さく、しかし青く美しく輝くものこそが地球であることに気付いた。親指を立てて片目をつぶってみた。すると地球は親指の影にすっぽりと隠れてしまったではないか。しかしそれでも自分のことを巨人だとは思わなかった。むしろとてもとても小さな存在に感じたのだ。

嗚呼。確かにあなたは自分をちっぽけな存在に感じたのでしょう。しかしあなたは人類全体にとって偉大な存在でした。

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(翻訳:Maeda, H)