Samsung、Apple訴訟の敗訴にめげずオランダの半導体製造機械メーカーASMLに10億ドル投資へ

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Samsung Electronicsスマートフォンのデザインの分野で手ひどい打撃を受けた。 しかしSamsungは事業の多角化の感心すべき見本というか、チップ製造に対して新たに大規模な投資に踏み切った。

今日(米国時間8/27)、オランダの半導体製造機械メーカー、ASMLはSamsungが10億ドル近い投資を同社に対して行うことを発表した。この投資額は数日前にカリフォルニアの陪審員が知的所有権の侵害の補償としてAppleに支払うべきだと認めた金額に匹敵する。ASMLへの投資に関しては、Intelも7月に21億ドルを投じてASMLの株式を10%取得している

台湾の半導体メーカー、TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)も最近ASMLへの投資を決めている。ただしSamsungの今日の発表はASMLが募集しているファンドへの投資を決定したという内容であり、実際に契約が締結され、資金が振り込まれたわけではないと思われる。 Samsungが発表を急いだのはAppleとの訴訟で敗けたことによる悪印象を払拭しようとする狙いがあるだろう。

ASMLは「極端紫外線リソグラフィーによる半導体製造装置製作における世界的なリーダー」と自負している。

きわめて波長の短い紫外線(軟X線)を利用した超微細加工技術はスマートフォンやタブレットに用いられる先進的な半導体の製造に欠かせない。Samsungが従業員向けメモで説明しているように、AppleはSamsungの半導体ビジネスの主要顧客だ。

今日のASMLの発表によれば、Samsungは今後5年間に総額2億7600万ユーロ(3億4500万ドル)を資金をASMLのR&Dプロジェクトに投ずることを約束した。ASMLはこれによってR&Dファンドの目標額13.8億ユーロの募集を達成したという。これと別にSamsungは5億300万ユーロ(6億2900万ドル)でASMLの株式の3%を取得する。Samsung、Intel、TSMCのASMLの持株は合計23%(38億5000万ユーロ)となる。

対Apple訴訟でSamsungが最終的にどれだけの賠償額を課せられるか、販売差し止め請求がどこまで認められるか、まだ判明していない。しかし短期的影響はすでに株価の急落という形で現れている。今朝、Samsungの株価は8%近く下がった。

(via Yahoo Finance)

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+