分散ソーシャルネットワークDiaspora, 開発主体がFOSSコミュニティに移行

次の記事

Microsoft、Android版SkyDriveドライブを公開

Screen Shot 2012-08-27 at 10.51.12 AM

良い走りだったが、いよいよ最初のゴールが見えてきたようだ。Diasporaのファウンダたちは今後、開発のリーダーとしての役割を手放す。

ニューヨーク大学の学生たちが2年前にKickstarterで資金を集めたプロジェクトDiasporaは、これまでのFacebookに替わるものとして、分散ソーシャルネットワークを作ることを目指してきた。そしてそれは、彼らの発表によると、今日から“コミュニティのプロジェクト”になる。

DiasporaのファウンダMaxwell SalzbergとDaniel Grippiが、ブログ記事でその発表を行った。少し引用してみよう:

“本日私たちは、Diasporaのコントロールをコミュニティに移譲します。

このプロジェクトはフリーソフトウェアとしてのソーシャルプロジェクトですから、私たちの義務として、開発主体をプロジェクトを支えるコミュニティとする必要があります。プロジェクトの将来に関する決定権をコミュニティが手中にすることは、あらゆるFOSSプロジェクトにおける最高の利点の一つであり、私たちとしてはその利益をユーザとデベロッパにもたらすべき、と考えます。私たちもファウンダとしてコミュニティの重要なメンバーであり続けますが、Diasporaに前向きの関心のある方全員がこのコミュニティに参加し、将来の成功を導かれることを期待します。

…これは、今日からすべてが変わる、という性質のものではありません。たくさんの、細かい手順を踏む必要があります。コミュニティによる統治は、徐々に完成に向かって進みます。そして最終的な目標は、全プロジェクトを完全にコミュニティが動かすものにすることです。”

今回の移行の意味や、Kickstarterで集めたお金の残額(その将来用途)、SalzbergとGrippiはこれから何をするのか、など、いろんなことをメールで問い合わせてみたが、当面彼らの開発の主力はMakr.ioになるようだ。これはY Combinatorの今年の夏のクラスから巣立った“写真のストーリー構成”アプリで、先週ロンチされた

アップデート: SalzbergがKickstarterのDiasporaページで、Kickstarterで集めた20万ドルに関する収支報告をしている。彼とGrippiは当面はMakr.ioに注力するが、メールでは、Diasporaにも積極関与していく、と述べている:

“今日から私たちは、Diasporaを支えるコミュニティの一員です。私たちは、唯一の意思決定者という立場を降りますが、それに代わってこれからは、世界中の何千人もの方々がDiasporaの未来を決めていきます。これがむしろ、独立した、そして成功する、FOSSプロジェクトとしての正規の形です。Wordpressは、その好例です。”

そして、“オープンな”ソーシャルネットワークを作ろうという動きは、ほかにもいくつかある。中でも今いちばん目立つのが、App.netだ。〔ほかにも、OneSocialWebなど。〕

〔Diaspora過去記事集(日本語)。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))