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Atariが月面着陸などクラシックゲームを続々HTML5化, ツールと開発過程ドキュメントも公開

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今年で40歳になるAtariが、Microsoftとゲームデベロッパgskinner.com(HTML5とJavaScriptが得意)の協力を得て、かつて大人気の同社ゲーム8種をWebブラウザ上にポートする。それらはとくにInternet Explorer 10用に最適化され、タッチインタフェイスを利用する。ただし、IE10が必須条件ではなく、最新のブラウザならどれでも立派に遊べる。MicrosoftのInternet Explorer担当ゼネラルマネージャRyan Gavinが昨日語ったところによると、今回Atariがブラウザ上に展開する“アーケード”Atari Arcadeは、HTML5とCSS3の高度な機能をフルに利用する…WebSockets、CSS3のメディアクェリ、フォントとテキストのグロー(glow, 照り輝き)、CSS3Dによる遷移やアニメーションなどなど。

今後の数か月でAtariがこのWeb上アーケードに加えるゲームは100を超える予定だが、今回の第一弾で提供されるのはAsteroids、Combat、Centipede、Lunar Lander(月面着陸)、Missile Command、Pong、Super Breakout、Yar’s Revengeの計8種だ。Missile Commandをはじめ、これらのゲームの多くがIE10/Windows 8が動くマルチタッチデバイス向けに最適化されている。また、WebSockets(古いブラウザではSocketIO)を利用したマルチプレーヤー(複数プレイ)機能もある。

MicrosoftのGavinも今日(米国時間8/30)のブログに書いているが、“最新最先端の人気ゲームも、Atariが創始したクリエイティブなコンセプトがその精神的起源だ”。そして今回のAtari Arcadeは、これらの古典ゲームのアップデートでありリメイクだ。とりわけGavinは、マルチタッチによってゲームの対話性が、かつてなかったほど豊かになった、と強調する。なお、IE10/Windows 8以外のブラウザでプレイする場合は、広告が出る。違いはそれだけだ。

単なる古典ゲームのリバイバルではない, Atari Arcadeというプラットホームの誕生だ

Gavinはこれを、一大“キラープロジェクト”と位置づけている。しかしHTML5でゲームを開発するためのツールは目下発展途上の段階であり、まだまだ苦労が多い。そこでデベロッパたちは、古典ゲームのWeb移植と並行して、そのために作ったツールもコミュニティに公開することにした。それらの中でとくに重要なのは、GitHubにあるコードサンプルと、Atari Arcadeプラットホーム用に同様のゲームを構築するための完全なSDKだ。このプラットホーム上で、Atariはゲームを出版し、デベロッパは売上を共有する。

また、今回のポートを担当したデベロッパたちはCreateJSライブラリに100あまりの機能拡張を貢献した。たとえば、プリセットタッチコントロール、各種イフェクト、新しい物理運動とコリジョン(衝突)のライブラリなどだ。Microsoftは、FlashゲームをHTML5に変換するツールZoeをロンチした。

さらにデベロッパたちは、ツールのほかに、HTML5によるゲーム制作の過程を詳説したドキュメントと、ブラウザ用のゲームを構築するためのチュートリアルも提供している。

また、今でもハードウェアアクセラレーションのないコンピュータがあるので、Atari Arcadeのゲームは、低能力のコンピュータでは3Dでなく2Dで遊べるようになっている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))