機械がソーシャルネットワークを使って関係を築き、友達を作る方法

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行動ストリームとソーシャルネットワークは、近代アプリケーションにとって今や不可欠な要素だ。われわれはTwitterの行動ストリームを使って140文字以下で対話をする。われわれはFacebookで「いいね!」をして友達の行動ストリーム上のアップデートに賛意を示す。

大企業では、Salesforce.comのChatterが行動ストリームを使ってアプリケーションのアップデートを知らせる。大企業向けソーシャルネットワーク、Tibco Tibbrのユーザーは、場所にジオタグ(位置情報タグ)をつけることによってデータハブを作れる。例えば、空港のゲートにタグ付けして、旅行代理店やパイロット、客室乗務員などが近づいた時に必要な情報を伝えることができる。

これらのサービスは、ソーシャルネットワークが、人間と機械による複雑な適応システムを編成する方法の一つになりうることを示唆している。これらのシステムが働くためには、機械がソーシャルネットワーク上でアイデンティティーを確立し、関係を築き、友達を作れるようにする必要がある。

今週のVMworldで、VMWareのTim Youngは同社の研究開発部門がSocialcastの大企業向けソーシャルネットワークを利用して、ホストやバーチャルマシンが相互に対話できるしくみを作ったところを見せてくれた。彼らの事例は、ソーシャルメディア技術をいかに企業のデータセンター環境に適用できるかを示すものだ。

VMwareモデルでは、IT管理者がホストとそのバーチャルマシンをマッピングすることで、ソーシャルネットワークを構築できる。するとSocialcastの企業ディレクトリーには、ホスト群とそれらの関係が表示される。バーチャル化されたインフラと共に、人間も記載される。

ソーシャルネットワークは、人々が生活し働く時と同じように対話する方法を提供する。機械のソーシャルネットワークも同じような役割を果たすことができる。機械は友達を作り、さらには「クラスター」に住む家族を作ることもできる。それぞれの機械はグループ内の個人やコミュニティーから学習することができる。誰かが病気になればわかるし、他の機械やその感じ方と関わりを持つこともできる。

VMworldの基調講演で、聴衆たちはこれがうまくいく可能性を示すデモを見た。デモでは、機械が集まってできたソーシャルネットワークが互いに口コミするところが見せられた。一つのホストが問題を見つけると、自分の行動ストリームをアップデートする。他のホストやバーチャルマシンは、もし自分も似たような問題を抱えていれば、そのアップデートに「いいね!」つける。

VMwareの事例は、将来確実に起きるものを暗示している。彼らはますます人間のようにコミュニケーションをとるようになる。近い将来、ソーシャル技術利用の進歩によって、データセンターの管理に、状況認識を考慮した手法が取り入れられるだろう。行動ストリームは、人間が理解できる言語としての役目を果たす。それは機械同士の会話を翻訳することによって問題を早く診断するのを助ける。

機械を個人のように扱うことによって、複雑なプロビジョニングや管理業務を調整する際の可視化が改善される。これは人間が機械と共に生活し仕事をする方法が益々活発化し、それを調整するより単純な方法が求められている世界では不可欠なことである。

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(翻訳:Nob Takahashi)