大画面がリードするAndroidスマートフォン。売上が伸びていないのはアメリカだけ

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近々やってくる大画面iPhone(らしきもの)の写真が大量に出回る中、WPP傘下の市場調査会社、Kantar Worldpanel ComTechによるいくつかの数値は、大画面iPhoneが時期尚早ではないことを示している。最近12週間、Androidベースのスマートフォンはライバルとの差を広げ続けているが、その快進撃を支えているのは文字通りビッグな連中だ。

過去3ヶ月間に販売された全Android機のうち、約1/3(29%)は画面サイズが4.5インチ以上の、Samsung、HTC、LG(写真)、Huaweiらによる大画面機種だ。現在のApple iPhoneの画面サイズは3.5インチだ。

さらにKantorによると、ヨーロッパにおけるAndroidの市場シェアは過去1年間で20.2%増加した。現在ヨーロッパではスマートフォンの2/3がAndroidだ。下の図にあるように、Androidは殆どの主要市場でシェアを2桁伸ばしているが、唯一米国だけが4.5%減少し、同時期にiOSが9%近く伸びている。

しかし米国が仲間はずれなのは、今だけのようだ(全く他と違う考え方でない限り)。Kantarが調査した中で、Androidがスマートフォン販売の50%以上を占めない市場や、他よりも伸びていない市場は一つもない。スペインをはじめいくつかの市場では割合が90%に近づいている。

Kantorによると、最重要8市場を総合するとAndroidのシェアは61%、iOSは24%、Windowsその他が5%以下だ。

Kantarは、単純な端末販売台数だけでなく、画面サイズおよびフォームファクターが消費者行動に与える影響に注目した。主な結果は、画面が大きいほど、消費者はそのデバイスを使ってさまざまなサービスを利用することだった。(iPadタブレットのようなものに長い時間を費やすことを、大画面を持ったときに起きることの極端な例だと思えば、驚くことではない)。

「大画面サイズが消費者のスマートフォン利用に与える影響に注目すると興味深い。それはタブレットとスマートフォンの境界が曖昧になってきた今、特にそうだ」とアナリストのDominic Sunneboが書いている。

ユーザーによる入力を多く必要とするサービスや、ビジュアル要素に依存しているサービスでは特に顕著のようだ。「画面サイズ3.5インチ以下の消費者でビデオをダウンロードして見るのはわずか19%だが、5インチ以上の画面では65%だ」と彼は言う。

おそらくキャリアーや端末メーカーにとってもっと重要なのは、結果的に大画面がユーザー維持にも重要であることだ。それは、あるデバイスに関与する時間が長ければ長いほど、アップグレードする時にそのブランドへの忠誠心が高くなるからだ、とSunneboは言う。

それは、これまでAppleにとって3.5インチデバイスで驚くほどうまく働いてきた。iPhoneオーナーは自分のデバイスの強力なユーザーであると共に、このブランドへの忠誠心が非常に高い。問題は、消費者がそれ以上を求めるようになるのか、そしてAppleがそれを与えるつもりなのかだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)