HotelTonight

利用直前ホテル予約サービスのHotelTonight、アプリケーションダウンロード数300万超で対象都市拡大中

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hoteltonight宿泊直前のホテル予約サービスを提供しているHotelTonightにとって、夏はやはりかきいれどきであった様子だ。モバイルアプリケーションのダウンロード数は300万に達し、2300万ドルを調達して、6月以来力を入れていたイギリスでの展開もうまくいっている様子だ。

HotelTonightで予約を扱う地域は、アメリカのセントルイス、シャーロット、ピッツバーグ、およびナッシュビルに加え、イギリスのバーミンガム、エジンバラ、グラスゴー、およびリバプールに広がっている。また9月にはマンチェスターおよびソルトレイクシティのパークシティにも範囲を拡大する。これにより対応地域数は50以上となり、しばらくはさらに積極的な地域拡大を行なっていくのだそうだ。

ちなみにHotelTonightは、サービス提供をAndroidおよびiOSのモバイル・アプリケーションのみで行なっているという点でなかなか個性的だ。十分な余裕をもって、自宅でじっくり旅行プランを練る人よりも、現地ですぐに利用できるホテルを検索する人が多いだろうと考えてのことだ。

念のためご存じない方のために説明しておくと、このサービスでは現地時間の正午に、利用したい都市におけるホテルの割引情報を提供してくれるものだ。割引率は最大で70%になることもある。

CEOのSam Shankによると、同社の海外展開は非常にうまくいったのだとのこと。オリンピックも開催され、また夏季の旅行シーズンもあって、ロンドンでのサービス開始以来、利用者数は100%の伸びを示しているのだそうだ。競合との関係から具体的な数値については明らかにしてくれなかったが「期待以上の伸びを示しています」とのことだった。

今後はどのような展開を考えているのだろうか。

利用者層の拡大とともに、取り扱いホテル数も増やしていきたいのだとのこと。直近にはAce Hotel & Swim Club(パームスプリングス)、Driskill Hotel(オースチン)、およびThe Hoxton(ロンドン)など流行のホテルの取り扱いも始めている。ただし取り扱いホテルのランクを固定したくはないのだとのこと。「お客様がお望みになるものを広く提供できるようにしていきたいのです」とShankは言っている。「取り扱いホテルの層を一層広げていくつもりです」とのこと。

ところで、HotelTonightはモバイルでサービスを提供し、「ユビキタス」を目指しているようなのだが、対応していない環境もある。たとえばWindows PhoneやBlackBerry版については噂も聞かない。これについてShankは、iPhone版をリリースしたときにはAndroid版へのリクエストが数多くあったものの、他のプラットフォームについてはそれほどでもないのだと述べている。

また、サービスの範囲を「AirbnbTonight」や「CampTonight」などといった形で拡大していくことは、今のところ考えていないようだ。「サービスの提供範囲を限定するつもりはありません。しかしHotelTonightとして運営していることにも理由があるのです」とのこと。またさらに今はAPIの提供なども行なっていない。飛行機チケットサービスや、車で利用するナビゲーションサービスなどからHotelTonightを利用できればさらに便利になる場面もあるだろう。しかしいまのところは「まずは自分たちのサービス内で提供できることをしっかりと構築していくことに集中したいと考えているのです」とShankは言っている。

ただ、これまでとは違う方面への拡張プランが全くないというわけではない。利用するホテルについての情報を共有することができるようにしたいと考えているのだそうだ。そういえば現在、HotelTonightには「ソーシャル」な機能は実装されていない。「ソーシャル面への拡張可能性ということについては、近々真剣に考えてみようと思っています」とのことだった。

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(翻訳:Maeda, H)