電動スケートボード、Boosted BoardsはKickstarterで資金募集中

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Boosted Boardに乗って坂道を登っていると、まるで重力をごまかしているように感じる。今日(米国時間9/11)このパワフルで簡単に操作できる電動スケートボードが、Kickstarterでデビューした。私は何回か乗ったあと、これは町とのつきあい方を変えるものだと思った。乗ってただ後ろに蹴っている限り、それは普通のスケートボードだ。しかし、無線リモコンでスロットルを上げると、静寂な2000ワットの電動モーターが働いて、そのスピードは徐々に上がり時速32キロに達する。

価格は1200ドル。YC出身のBoosted Boardsはおもちゃを作っていない。そしてそれは良いことだ。これは、本格的エコに優しい移動デバイスで、オートバイやスクーター、もしかしたら車を置き換えるかもしれない。しかし、だからといって乗る楽しみが減るわけではない。

私はスケートボード歴9年で、主にスタンフォード大学キャンパスのしなやかなカーブをのんびり走っていた。しかし、サンフランシスコに引っ越すと、偏在する坂道が、私の走行を平坦な地域の短距離移動のみに制限してしまった。伝統的スケートボードで急な坂道を登ることは、心身を疲れさせ、ほぼ実りがない。歩いた方がましだ。

だからこそ私は、優れた電動スケートボードに大きな期待を寄せた。しかし、これまでに試したものは、重すぎて乗っていない時に持ち歩くのが大変だったり、うるさいガソリンエンジンを積んでいたり、ボード上のペダルを踏んで制御するためバランスを崩しやすかったりした。

Boostedは、これらすべてを解決した。重さはわずか12~15ポンド(5.4~6.8kg)で、ベースにした7ポンド(3.2kg)のLoaded製ボードの2倍でしかない。会社によるとこれは世界最軽量の電動乗り物だそうだ。そして、無線リモコンのおかげで足は一番乗りやすい位置に置ける。オマケとして、リモコンは非常に小さくモーターも静かなので、蹴ることなく坂を登るところを見てあっけにとられている群衆の目を引くことができる。

モーターで起動されるブレーキもついている。スケートボードに乗って下り坂でスピードを出しすぎるほど怖いものはない。通常唯一の選択肢は、パニックを起こして減速しようと足を引きずり、飛び降りてボードが遠くへ飛んでいくのを見るか、運命に向かって走り続けるだけだ。Boostedなら、逆向きトルクで減速したり、下り坂で停止することもできる。こうしてBoostedのおかげですべてをコントロールできれば骨折しないですむ。

まだいくつか解決しなければならない課題がある。Boosted Boardsが来年の初夏まで出荷されないのはそのためだ。具体的には、完全停止状態からの加速がわずかにぎこちない。急に回転をあげるとわずかに急加速してつまずいたり、最悪の場合は仰向けに転倒する恐れがある。また、後ろ足の下からモーターの振動が多少伝わるため、長時間の運転では疲労のもとになる可能性がある。リチウムイオン電池は、家庭用電源による2時間充電でわずか6マイル(9.6km)しか走れないが、ブレーキによって再充電される。

スタンフォード大学のマスターとPhDの学生たちからなるチームが私に約束したところによると、彼らはボードの下にスマートに組み込まれるカスタムモーターコントローラーの最終調整に注力している。走行距離も伸びることを願いたい。幸運にも彼らは助けを得た。Boosted Boardsは、未発表だったY Combinator Summer 2012出身企業であると同時に、スタンフォードのアクセラレーター、StartXにも入っている。

Boosted Boardsのプロトタイプを2種類試乗したとき、私は返したくなかった。スケートボードで一番いいのは、町中を穏やかな息づかいでスノーボードで山を下るように蛇行しながら走ることだ。自転車のように完全で効率のよい直線ではなく、町をキャンバスに見立てて優雅な弧を描くように走る。しかし、平地で蹴らなければならないとこれが中断され、上り坂では前進は不可能だ。

今までは。テクノロジーと優美さの協調によって、Boosted Boarsはスケートボードを実用化し、都会の景観における体験に新しい形を生み出した。

デモビデオはKickstarterページで見られる。寄付すれば完成した暁に1台手に入れることもできる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)