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Pagoda Box=(IaaS+PaaS)/2, AWSより易しくHerokuより自由度あり

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最近は、infrastructure-as-a-service(IaaS, Amazon Web Servicesなど)とplatform-as-a-service(PaaS, Herokuなど)が一つのものに収斂しつつあると感じる。デベロッパがPaaSを好むのは、プロビジョニングとデプロイメントがはやいからだが、でも環境のコントロールを完全に放棄したいわけではない。収斂の一つの例が、今年のTechCrunch Disrupt San Francisco 2012にアイダホの田舎からやってきたPagoda Boxだが、このPaaSはインフラのより深いコントロールもユーザに与えつつ、面倒な部分は抽象化して提供する。

その大きなセールスポイントは、すっきりとしたダッシュボード、その上のポイントアンドクリックの管理ツール、そして仮想インフラ上で起きていることすべてのリアルタイムモニタリングだ。また、現状の使い方からその月の料金を推計してくれる。利用状況の分析も提供してくれるから、協同ファウンダのTyler Flintに言わせると、サイトがダウンする前にタイミングよく能力アップができる。

Flintによると、ある顧客などは、総務の女の子にシステムのスケーリングを担当させている。ダッシュボードの上で需要の干満を見ながらキャパシティを増減するなんて、子どもにでもできるからだ。

このサービスは、SoftLayerの物理インフラの上で動き、顧客に環境を選択させる。たとえば従来的なマルチテナントのクラウドインスタンスを動かしてもよいし、あるいは自分だけのベアメタルのサーバを確保してもよい。

今公式にサポートしている言語はPHPだけだが、もうすぐRubyやPythonなども使えるようになる。

しかし、実に目立たない企業だ。HerokuやJoyentなどのPaaSの競合相手は投資家たちの受けも良いが、Pagoda Boxはブートストラップ(bootstrapped, 自己資本のみ)だ。会社のあるアイダホ州は、シリコンバレーなどから見ればほとんどへき地。しかしFlintによると、顧客はすでに8000を超えている。一部は無料のサービスを使っているが、有料顧客の中にはCanon、HTC、Green Peaceなどのビッグネームもいる。

今はとても順調なようだが、二つの心配がある: 1)デベロッパがコントロールしたいと考えている具体的なインフラの問題をすべてカバーしているのか。2)IaaSのプレーヤーたちがPaaSやPaaSふうの機能を加えつつある(Amazon Web Services Elastic BeanstalkやTier3のPaaSなど)し、PaaSのプロバイダがIaaSサービスを立ち上げつつある(Microsoft AzureやGoogle)。これら大物たちに、勝てるのか?

でもFlintは技術に自信を持っていて、それになによりも、サービスのユーザ体験(シンプルなダッシュボード方式)では負けないと確信している。今後を見守りたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))