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タブレット・ユーザー調査―利用時間スマホを上回る、満足度はAppleがトップ、Amazonが僅差で2位(J.D. Power調べ)

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アンロック版iPhone 5の米国での価格は$649 (16GB)、$749 (32GB)、$849 (64GB)

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iPhone 5が盛大に発表された翌日、 大手市場調査会社のJ.D. Power and AssociatesがAppleに新たな栄誉を授けた。アメリカ市場を対象としたタブレットの顧客満足度調査でiPadが年間1位となった。J. D. Powerがタブレットに関する本格的な顧客満足度調査を行ったのはこれが最初だ。J. D. Powerは先週、スマートフォンの顧客満足度調査を発表し、ここでもAppleが1位となっている

一方、AmazonのKindle FireタブレットがAppleに肉薄していることが注目される。1000点満点で両者は6点しか違わなかった。Amazonは低価格で大きくポイントを稼いだ。最終得点はAppleが848点、Amazonが842点だった。

平均は832点で、Samsung、Acer、Barnes & Noble、HPがApple、Amazonに続くトップグループを作ったが、いずれも平均点に届かなかった。

J.D. Powerは1985人のタブレット所有者を対象とした今回の調査で、満足度ランキングに加えてタブレットの利用実態も発表している。それによれば、ユーザーのコンテンツの消費時間や回数はスクリーンのサイズに比例することが明らかになった。

タブレットの利用時間は平均して週に7.5時間で、主な活動はウェブ閲覧、ビデオ・音楽の再生、読書などだ。パソコンの利用時間は週9.6時間なのでタブレットはまだ下回っている。

ある意味で当然だろうが、タブレットのヘビーユーザーほどタブレットに対して満足している。平均より週に数時間余計にビデオを見るユーザーは1000点満点中857点の満足度だった(平均より多くビデオを見ないユーザーの満足度は812点)。

平均より週に3時間以上余計にビデオを見るユーザーが同じブランドの製品を買う率は90%以上で、製品に満足しているユーザーが同じ製品を買う確率も90%以上だという。しかしそれほど長時間ビデオを見ないユーザーのブランド忠誠心も決して低くはなく、81%が「次回も同じ製品を買う」と回答している。また37%が今後1年以内にタブレットを買い換える予定があると答えている。

タブレットがパソコンの代わりに使われる傾向が強まったことによって、タブレットの使用時間はすでにスマートフォンを超えている。今回の調査によればタブレットとスマートフォンの双方を所有しているユーザーの場合、ウェブの閲覧時間はタブレットの方がスマートフォンより40%も長いことが分かった。ゲーム・アプリの場合、差はさらに広がり、タブレットが56%も長かった。

しかもタブレットは個人的な用途にのみ使われているわけではない。所有者の25%は仕事にも使っていると答えた。Appleもこの点については四半期報告で触れている。こうした傾向はこれまでも個別の事例としてはよく聞いている、大規模な調査で数字として確認されたかたちだ。

タブレットのランキングに当たってJ.D. Powerは質問を5つのカテゴリーに分け、性能(26%)、使い勝手(22%)、スタイル・デザイン(19%)、機能(17%)、価格(16%)のように重み付けして平均した。Appleの848という得点は主として性能、スタイル・デザイン、機能の各カテゴリーからもたらされた。Amazonは価格カテゴリーでAppleを上まった。

Amazonは当初199ドルのKindle Fireでタブレット市場に参入したが、先週、ハイエンド製品にもラインを拡張することを発表した。8.9インチのHDモデルが499ドルとAppleのタブレットにほぼ並ぶ価格だ。Amazonがこの価格帯でもAppleと互角に競争できるか今後に注目だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+