SAP曰く: “クラウドはクライアント/サーバの再来だ”

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SAPが今週、ブロガーとアナリストのイベントを行っているが、それは大企業もその気になればおもしろくなれるし、そのおもしろさは世界のスタートアップたちのそれとは違うことを、思い知らせることができる、という教育のためだ。

今日はSAPのSethu Meenakshisundaramが、クライアント/サーバが戻ってきた、そしてそれはクラウドだ、と言ったが、それがまさに、そういうSAP的な見方だろう。この奇妙なアナロジーは、私の知るかぎり、コンピュータ界隈の多くの人を悩ませている。でもそれは実用レベルでは、SAPがクライアント/サーバというメタファを使って古い世界と新しい世界を橋渡しし、また同社が今取り込もうとしている現代的なサービスを、対比させようとしているのだ。

Meenakshisundaramによると、クライアント/サーバというアナロジーは、コミュニケーション、デプロイメント、それにドメインの専門知識といった複数の次元をカバーする。クラウドはデプロイメントのモデルであり、アプリケーションはオンプレミスのサーバにデプロイ(deploy, 展開〜配備)されるようにクラウドへデプロイされる。クラウドはコミュニケーションのモデルであり、それはRESTfulのAPIによって動く。またさらに、特定のドメインに最適化されたクラウド環境というものがある。

でもこんなアナロジーは、場合によっては無限の混乱を招くだろう。今朝は、これ以上の痴呆的発言はないという最高レベルの愚言を聞いたようでもあり、あるいはそれは、彼の頭の中の混乱を示していたのかもしれない。しかし、とは言うものの、ブロガーのJames Governorの皮肉な言い方によると、今回SAPは新語をちらつかせなかっただけマシなのだと。

今日見たものは、SAPのような古典的企業が今の新しい現実を理解しようと努力している姿だ。それはクラウドかクライアント/サーバかではなく、重要なのは、多くのデベロッパが新しいインフラを考えている今の時代において、エンタプライズソフトウェア企業であることの意味だ。それは、アプリケーションの管理方法の比較論議ではない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))