Twitterが日本発の機能をサービスに追加–災害時に役立つライフラインアカウント検索

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Twitter ライフライン機能昨年の3月11日に起きた東日本大震災時にはインターネットの情報流通速度がいかに早いかがこれまでに無い程体感できた。とりわけソーシャルメディアでの情報拡散力と速度は新聞やテレビと比べて、はるかに高かっただろう。とくに個人の生存確認や鉄道の運行状況、避難所の場所などは既存のメディアではフォローしきれなかったが、ソーシャルメディアによって補えた部分は大きい。

そのソーシャルメディアの中でも、一番影響力があったのはTwitterだろう。建物の屋上で身動きがとれなくなった避難者の情報を東京都副知事の猪瀬直樹氏にツイートし、すぐに救助要請を出して助かったという話もあるほどだ。

しかし、3.11時には平常時の6倍ものツイートがあり、不確かな情報も多かったことも確かだ。そこで、本日Twitterが今年4月に発表したライフラインプロジェクトの一環としてサービス自体に「ライフラインアカウント検索」を追加することを発表した。この機能は災害時に役立ち、信頼性のある情報を発信している省庁や地方自治体、公共サービスのアカウントを発見しやすくるするものだ。

ライフラインプロジェクトではこれまでに(1)安定したサービス–サーバーの強化、(2)ライフライン関連のアカウントの増加–地方公共団体、学校など、(3)認証アカウントの増加–日本国内に認証担当チームを配備、(4)外部との連携–政府や他企業との連携、(5)ユーザーへの認知–ソーシャル防災訓練、などを行ってきたが、サービス自体に機能を追加するのは初めてのことだ。

Twitter ライフライン機能

ライフラインアカウント検索はTwitter上部の「見つける」タブをクリックしたhttps://twitter.com/i/discover内に新しく用意された「ライフライン」の項目から利用できる。検索ページには総務省や防衛省などの公式アカウントが表示される。また、ライフラインページの検索ボックスに郵便番号を入力すると、その地域に関連したライフラインアカウントを一覧でチェックすることができる。ライフラインアカウントとして登録されているTwitterアカウントはほぼ全て認証アカウントのため、信頼性がある。機能自体はこれだけだが、まずはライフライン機能の第一歩として進めていきたいのだろう。

Twitter ライフライン機能また、これからTwitterに登録するユーザーには登録時に何人かフォローすることを推奨されるが、本日から「Twitterをライフラインとして活用しましょう」という項目ができ、ライフラインアカウントが推奨される。

ライフラインアカウント検索機能は本日から提供が始まっており、まずは10パーセント程度のユーザーだけが利用できる状態になっている。今後数日間の間に全ユーザーに行き渡るそうだ。なお、この機能が提供されているのは日本からTwitterにアクセスしているユーザーのみで、将来的には世界中に提供したいとのこと。

今後は災害時にハッシュタグがよく利用されていたが統一性がなかった(#救助、#助けて、#helpmeなど)、などの経験を活かしながら、ユーザーにフィードバックをもらいながら改善していくとのこと。

リアルタイムで情報を発信できるプラットフォームとして、Twitterほど優れているツールはないと思っている。これからの動向にも注目していきたい。

※明日(9月19日)は、Twitter、Yahoo、J-WAVE、森ビルが合同でソーシャルメディアなど活用し、災害時の対策を考えるソーシャル防災訓練を開催する。開催地は六本木ヒルズ周辺なので、興味のある方はTwitterの公式ブログを見て欲しい