日本からDeployGate登場―開発中のAndroidアプリをリアルタイムで簡単にプッシュしてくれるテスト限定無線配信プラットフォーム
Androidアプリの開発が面倒なことはよく知られている。しかし日本から登場したDeployGateという新しいソリューションは開発プロセスでいちばん手間のかかる部分を効率化してくれる。簡単に言えば、DeployGateは開発中のAndroidアプリをチームメンバーに無線でプッシュ配信し、そのログやパフォーマンスのモニタもできるというサービスだ。
ユーザーはDeployGateのダッシュボードに開発中のアプリをドラグ&ドロップするだけでアップロードすることができる。アプリはDeployGateのネットワークを通じてプッシュ配信される。ダッシュボードにはログやパフォーマンスの記録が表示される。
iOS向けのベータテスト配信サービス、TestFlightに似ているが、DeployGateとはに大きな違いがいくつもある。
たとえば、DeployGateには次のような特徴がある。
- Androidの開発チーム向けに特化
- リアルタイムで作動”
- SDKは必ずしも必要としない
- デバイスIDを必要としない
- デベロッパー向け
技術的な詳細はこちらを参照(英語と日本語)。
DeployGateは無料で試用できる。正式利用にあたっては、個人開発者向け、小規模チーム向け、大企業向けの料金プランが用意されている。
このサービスが面白いのは日本最大のソーシャルネットワーク(2600万ユーザー)であるmixiが作った特別ユニットによって制作されたことだ。
イノベーション・センターと呼ばれるこのユニットはmixiの事業内容を拡大するため、社内での革新的なプロジェクトを育成、加速させるプログラムだ。DeployGateはそこで生まれた新ビジネスの一つだ。
DeployGateは井上恭輔氏(彼のNFCを利用したmixi向けチェックイン・サービスは2011年にTechCrunchが紹介している)と藤崎友樹氏(mixiのAndroidアプリの開発者)の2人が開発した。
〔日本版アップデート:mixiのイノベーション・センター発の新事業には次のようなものも。ミクシィ、定期購入型のファッションEC「Petite jeté」を公開。サイトはこちら〕
こちらはDeployGateの公式プロモ・ビデオ
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)