誰もが気軽にインターネットラジオ局を開けるRadionomy, デスクトップからWebサービスに変身

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Radionomy Logo Feature

今やRadionomyのおかげで自分のラジオ局を開き、広告で稼ぐことが、これまでになく容易になった。今日(米国時間9/18)、このヨーロッパ生まれの、1300万のリスナーを抱える、インターネットラジオDIYプラットホームが、それまでのデスクトップソフトに見切りを付けて、ブラウザ上で使えるWebサービスとして再立ち上げをした。

Radionomyはまた、Musicmaticから調達した600万ドルの資金の一部を使って合衆国にオフィスを開き、ニューヨークのTargetSpotとパートナーして合衆国企業の音声広告を売る。あなたのラジオ局が当たれば、数千ドルを稼ぐことも可能だ。

Radionomyは2008年の立ち上げ以降、めざましく成長した。今ではアクティブな局が6000あまり、毎日新たに50局増えている。月間のユニークビジター1300万の総聴取時間は4200万時間/月に達する。しかし、人の耳を奪い合う競争は激しい。Pandora、Spotify、TuneIn、それにAppleの噂のラジオサービスなど、なにしろ多い。Radionomyが局(==ユーザ)を増やすためには、広告収入を上げ、リスナーを増やさなければならないが、それは必ずしも容易ではない。

また、DJたちや政治活動家やガジェット狂の人たちなどが声をインターネット上にばらまくための方法は、ほかにもある。Live365では音楽とトークの放送ができるし、Spreakerではライブのポドキャストができる。

Radionomyには本格的なラジオ放送のためのクールな機能と、高度な番組編成システムがある。ユーザは自分のジングルを録音したり、提供されているカタログから音楽のプレイリストを作ったり、自分のジャムをアップロードしたり、トークの部分を録音したりできる。番組編成では、ループもできるし、今後の1か月ぶんを決めておくこともできる。今度のブラウザバージョンでは、局を開設するのも迅速で、また世界中の人たちとコラボレーションできる。たとえば、彼らがDJしているとき、曲と曲の合間に自分がジョークをはさむ、なども可能だ。

Radionomyの最大のユーザ局Radio Mozartは、月間の総聴取時間が20万時間で、広告収入は約20万ドルある。聴取時間100時間あたり、約1ドルの収入だ。だからたとえば、数千人のリスナーがそれぞれ1日に1時間聞き、1時間に4分の広告が入るとすると、それだけでけっこうな収入になる。

でもRadionomyは、Webでもモバイルでもまだまだリスナーの増加が必要だ。Sptifyはわずか1年で月間リスナーが400万から2200万に増加した。Radionomyの企業開発担当VP Thierry Ascarezは、成長は順調だというが、これまでのようにいろんなユーザ局のための単なるサービスプラットホームでは、成長戦略がRadionomy自身にはないのと同じだ。その点を、なんとかしてほしい。

たとえば、プロフェッショナルなポドキャスターやブロガー、大物セレブなどをRadionomy自身が「新局」として起用するのもいいだろう。すると、彼らの既存のファンがリスナーになる。また、各ユーザ局が利用する高度なプロモーションツールを工夫して作って提供してほしい。音声広告のプラットホームAdionomyをもっと強力に育てて、Ascarezの言うヨーロッパの音声広告のAdSenseにする手もある。これは果敢な挑戦になるけど、でも合衆国で中小企業をユーザにしていくのなら、Radionomyだけでなくほかの音楽ストリームにも広告を配信していくやり方が、ビジネスとして得策だろう。

今、一般的にはラジオは明らかに斜陽のメディアだから、ビデオなどの人気メディアに互してRadionomyの24/7(一日24時間・毎週7日)のユーザラジオ局が多くのリスナーを獲得するためには、よほど目立つ、おっと耳立つ工夫が必要だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))