Googleが向こう半年iOS 6ネイティブの地図アプリを出さない方がいい理由–Appleの地図にはがっかりだ

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iOS 6が公開された新iPhoneも今週から店頭に並ぶ。そこで多くの人々がiOSの地図を提供するのがもはやGoogleではないという事実に気づくことになる。私は今これを使っているが、非常に腹の立つ代物だ。

その理由は山ほどあるが、今は技術的詳細には立ち入るまい。とりあえず、消費者が5年間もある機能に慣れ親しんでいたところ、ある日突然それを奪われたら、困惑するか腹を立てるだろうということは言っておきたい。それがiOS6の地図について起きている事態だ。

Appleは世界最高クラスのGoogleマップを捨てて独自地図の開発を決めた。そう決断するのはAppleの自由だ。しかしユーザーの利便性を考えるならこの決断は少々おかしい。Appleは地図データに付随する膨大な情報を自分のものにしたいと考えた。それは結構だ。しかしAppleがモットーとする「最高の体験」はAppleの地図にはない。.

私がGoogleなら、iOS 6向けのネーティブ地図アプリを少なくとも向こう半年は出さないだろう。その理由はこうだ。

ダメな地図アプリがどれほど不愉快かを消費者に味あわせることができる。そうして愛するAppleに対する消費者の怒りを醸成することができる。なぜ地図アプリにこれこれの機能が存在しないのかを弁解する立場にAppleを追い込むことができる。そういう最高の体験の地図を作ることがいかに難しく、時間がかかるかを証明することができる。5年間も親しんできたかくも重要な機能をAppleがユーザーから突然奪った理由を消費者に考えさせることができる。

そして半年後にGoogleは驚くべき機能を満載したGoogleマップのiOS 6ネーティブ・アプリをひっさげて登場し、消費者を救うのだ。まあAppleがそれを許せば、だが。AppleはGoogleMapアプリを「iPhoneの核心的機能と干渉する」という理由で禁止する可能性もある。

これが私がGoogleならやる戦術だ。 Appleよ、ちゃんと動いているものを壊すな。Apple地図の次のバージョンは画期的に改善されていることを祈る。そうでなければGoogleを利するだけだ。その間、われわれはモバイル版のSafariでGoogleマップを使うしかない。

アップデート: Googleはこの件について以下のような曖昧なコメントを発表した。

われわれはGoogleマップが世界でもっとも正確で、もっとも大量の情報を集め、もっとも使いやすい地図アプリであると信じている。われわれの目標はGoogleマップがデバイス、ブラウザ、OSによらず誰もが使えるようにすることだ。

さてどうなることやら。

アップデート2:Appleの地図では 公共交通機関の乗り換え案内は最大の弱点のようだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+