queryseeker

どのアプリ事業者がいま好調なのか?–スマートフォンアプリの市場動向分析のQuerySeekerに新機能

次の記事

Googleが向こう半年iOS 6ネイティブの地図アプリを出さない方がいい理由–Appleの地図にはがっかりだ

本誌でも何度か取り上げているスマートフォンアプリの市場動向分析ツールQuerySeeker Analyzeがベンダーランキングという、アプリ単体ではなくベンダーごとにランキング付けした機能を追加した。

QuerySeeker Analyzeを知らない方のために簡単に紹介しておくと、このサービスはApp StoreやGoogle Play、Windows Phone Marketplaceに登録してあるアプリのダウンロード数や売上高のランキングを収集し、あわせてTwitter、ブログなどのクチコミなども収集してデータベース化し、スマートフォンアプリの市場動向を分析するためのツールとなっている(無料でも毎日のアプリランキングや価格変更のあったアプリのデータを見られる)。

ベンダーランキングはNHN Japanを例にとると、同社が提供しているアプリのLINE、マジモン、戦場のヴァリキュリアDUELのそれぞれのアプリに点数を付けて、その点数を合計したものがNHN Japanの点数となる。このときアプリはいずれかのアプリのマーケットプレイスで300位以内に入っている必要がある。点数の付け方は単純でプラットフォームごとに公開されているランキングを毎日基準時間に取得して、1位は300点、2位は299点……300位は1点として集計している。

QuerySeeker Analyzeを提供するクエリーアイ代表取締役の水野政司氏は、ベンダーランキングによってアプリビジネスで成功しているベンダーを特定し、その傾向や手法などを分析することでアプリの企画や事業戦略、販売促進に活かせるという。

そのベンダーランキングの一部を本日クエリーアイが公開してくれたので、興味深い点を少し紹介しよう。ランキングは日本とアメリカ、iPhoneとAndroidのそれぞれの売上に関するランキングで、月間5位までのベンダーが公表されている。集計期間は昨年9月から今年8月までの12カ月だ。日本のiPhoneアプリではグリーが昨年12月から9カ月連続で1位、ソーシャルゲームのスタートアップ、ポケラボが3カ月連続で5位以内にランクイン、逆にカプコンが昨年9月、10月は1位だったものの今年1月からは5位圏外の状態が続いている。Androidは昨年11月からゲームのカイロソフトが5カ月連続で1位、その後、スマートフォンゲームが好調なコロプラが同様に5カ月1位で、ほとんど変動がない。米国ではAndroidでMobageが好調なのがわかる。

iPhone、Androidともに上位ベンダーはほぼ確定しており、エンターテイメント関連企業が独占している状態だ。米国でもEA、Zynga、Glu Mobileなどが1位、2位独占している。やはりエンターテイメントアプリは人気が高いようだ。なお、注意して欲しいのはこの結果は実際の売上を反映しているものではない。あくまでも順位を単純な点数付けしたものなので、実際の売上額でランキングを付けるとまた違った結果になってくる可能性がある。

なお、QuerySeekerには新たに、既存のアプリマーケットプレイス以外に、通信キャリアが運営するauのauスマートパスとNTTドコモのdメニューのアプリに関するランキングも集計して分析できるように対応したと発表している。追加されたこの2つのプラットフォームの利用料金は現行の他プラットフォームと同じ料金でそれぞれ14万8,000円となっている。

なお、これら新しいQuerySeeker Analyzeの機能は本日から利用できる。本日から開催されている東京ゲームショウ2012(幕張メッセ)のブースでも展示しているという。