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Facebook、モバイルでのキャリヤ課金をアメリカ、イギリス、ドイツで開始―運営はBango

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モバイル分野での売上を強化しようというFacebookの戦略がまたひとつ打ち出された。Facebookはモバイル・ウェブでのキャリヤ課金サービスをアメリカ、イギリス、ドイツで開始した。またこのサービスを運営するのがBangoであることも公式に確認された。

このサービスによってユーザーはバーチャル・ギフトやゲーム内のアイテムなどの料金を電話料金と一括してキャリヤに支払うことができるようになる。クレジットカードを必要とせず、Facebook内でワンクリックで料金を支払えるようにする計画は2012年の2月に発表されていた。

Bangoは同様のサービスをBlackBerryのApp World、 OperaのMobile Store、Google Playなどに提供している。またAmazonとも提携を進めているという。Bangoは年内にもサービス地域を上記の各国以外に拡大していくつもりであることを発表した。

Bangoは今日、規制当局への届出〔原文参照〕の中で、Facebookへのキャリヤ課金を運営していることを確認した。Bangoによれば、他のモバイル支払サービスのコンバージョン率が平均40%であるのに比べて、同社のワンクリック・キャリヤ課金のコンバージョン率は最高77%にもなるという。Facebookはモバイルでのキャリヤ課金を6月から一部のユーザー向けに開始していた。

Facebookが去る5月に上場した時点ではモバイル分野でのマネタイズの方策はほとんど存在していなかった。しかしモバイルは次第にFacebookのビジネスにとって重要性を増していた。最近の四半期営業報告(7月)によれば、Facebookの月間アクティブ・ユーザーはデスクトップが9億5500万人であるのに対し、モバイルは5億4300万人に上るという。しかもモバイルはデスクトップよりはるかに速く成長中だ。デスクトップの月間アクティブ・ユーザー数の対前年比が29%のアップであるのに対して、モバイルの伸びは67%にもなっている。さらに昨四半期の場合、1億200万人ものユーザーがモバイル・デバイスのみでFacebookにアクセスしている。こうしたユーザーは対前年比で23%増加している。

当初からFacebookのモバイルでの収入の大部分は各種の広告によるものだった。この分野での最新の動きはサードパーティーに広告を配信するFacebook独自のモバイル広告ネットワークの立ち上げだ。Facebookはまたモバイルでの非ソーシャル広告もいくつか実験中だ。これらのモバイル広告はまだ初期の段階だが、結果は好調のようだ。同種のデスクトップ広告にくらべてモバイル13広告は最高13倍ものクリックスルー率を記録し、表示回数当たりの11.2倍もの収入を上げている。

しかし今日の発表で、Facebookはモバイル分野でのマネタイズ手段を広告に限定していないことが明らかとなった。

今回のBangoとの提携は、Facebookがバーチャル・グッズの売上増大にも力を入れている最新の証拠だ。当面、このキャリヤ課金サービスはFacebook内での販売のみを対象としているが、ユーザーがモバイルでのキャリヤ課金に慣れてきた後は、巨大なFacebookプラットフォームを利用したFacebook外での課金も視野に入れているだろう。先週はFacebook Offersのクーポンにバーコードを表示する機能が導入された。Facebookは現実店舗での広汎なモバイル支払いシステムにも進出するかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+